1日たった後

 ―次の日―自室―


 次の朝、

「ありがとうございました。」

「お大事にね」


 看護師さんに挨拶を済まして病院を出た。空は晴れてて、水溜りは大きく出来ていて、昨日の状況がうかがえる。


「強く降ったな……」そう思いながらある会社に電話をかけた。先程、看護師さんが喋ってくれた内容の会社だ。スマホをかければ1コールで繋がる。


「弥登君!?大丈夫だった!?怪我は!?体調は!?頭は痛くない!?大丈夫だったの!?本当に心配だったのだから!?」


 大きな声で喋る貴様の方がうるさい!!頭痛くなる!!思わずスマホを耳から外しても聞こえるぐらいうるさかった。周りの目が痛い………そんな事を考えながら、


「別に大丈夫でしたよ。怪我はなく、体調よく、頭も痛くなく、これといった症状もなし。……心配させて本当にスイマセンでした。」


「それなら良かったんだけど………それで、本当にやるの?


「やりますよ。さっきも言いましたけど、体調はすこぶる良くて、外は雨が晴れたので絶好の機会ですから。ダダでさえやる時間が少ないので。家につくのでまた電話しますね。」


「あっ、ちょっと!?まだ話が」電話を切る。あの人は話し始めると、長くなるのが辛い。

 そんな事を考えながら寮に入り、制服に着替え、遅刻確定の学校に行くことにした。











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