第30話「はなむけ」

前略。

旅立つ君を激励したいが、想い出を振り返っているうちに気持ちが沈んでしまった。

君が行ってしまうのは寂しい。

はなむけの言葉が見つからない。

だからせめて、僕を残して行く君が憂うことのないようにしたい。

「やあ」

手紙を読んでいる途中でなじみの声。

「僕も一緒に行くことにしたよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ノベルバー2021 めいやー・しおみつ @tea_cha

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ