第2話 父
父は1億円近い借金を博打でした。
私が小学校5年の時、母が今ある全財産を使って、家族でディズニーランドに行って、その後、一家心中しょうと言い出した。
妹が寝言で死にたくないと言うのを聞いて、私が父を殺せば、保険金入るのかなど考えた。
父と母は離婚して、家業は株式会社にし、父と切り離した。
幸い元から土地や物件があったのと、博打の借金なので裁判をして、土地も売って、返すお金は半分以下になり母がバブル期手前だったので、水商売と保険屋で返した。
その父も私が21の時に心筋梗塞で49歳で亡くなった。
亡くなった後に、父にお金を貸してる人が何人か家に来たが、母は離婚もしているし、父は給料も前借りしてたので、残っているのはお骨だけだと追い返していた。
父が亡くって10年後に母から聞かされたことが
父が自分で運送の仕事をしたいので、トラックを買うお金の工面を頼まれ、買ってあげたら、そのトラックで、友達3人と鉄骨の工場に盗みに入ったあげく、捕まり、2年刑務所暮らしだったことである。
私達子供に話さなかったのは、父が犯罪者と知る事が、高校生や中学生には可愛そうと思ったらしい。
父も息子も何故か、お金や大切な物を隠してる場所が良く分かる。
そうゆう血筋なのだろう。父には早くに亡くなってくれたことに感謝している。
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