第263話 2024夏・映画の思い出と時代劇ドラマの感想
●【マッドマックス・怒りのデスロード】
チャンネルを変えたら放送していた。
『北斗の拳』の世紀末世界の実写版。
途中から観たのだが、白塗りの子どもたちは何じゃ?
白塗りの子どもと云えば、『呪怨』だが、調べたら『呪怨』の制作が先だった。
しかし、視聴途中に思ったのは――
「金をかけた『最後の戦い』」。
『最後の戦い』は、リュック・ベッソン監督のデビュー作。
深夜にテレビ視聴したことがあるが、「世紀末世界で、数人の男たちが女性を取り合う話」だ。
低予算白黒映画で、台詞なし。
勝ち残った主人公が車のドアを開けたら、着飾った女性が座っていて終わり。
全く忘れていた映画なのに、『怒りのデスロード』を観ていて、唐突に思い出す。
記憶とは、魔訶不思議なり。
●【映画・ショック療法】
アラン・ドロン氏の訃報を知り、これまた記憶がよみがえった。
小学生の頃、深夜に観た。
アンチエイジングのために、海辺の診療所を訪れた中年女性。
そこの院長は、アロン・ドロン。
しかし院長は、人から抽出した禁断の液体を患者に打っていた。
ラストは、女性に刺されて終わり。
こんなストーリーだったと思うが、検索したら『院長は二重人格』らしい。
えっ、そうだったのか。
そんなん覚えてねーが、重大な伏線になってたとも思えん。
覚えてるのは、院長と患者たちが海辺を全裸で走ってたシーンだ。
ほぼボカシだったが、当時は故意にボカシが入れられているとは知らず。
しかし、特に疑問には思わなかった。
ラストは、『オーメン3・最後の闘争』と一緒だな。
『オーメン3』も深夜にテレビで観ているが、ラスト以外は忘れた。
サム・ニール氏を初めて見た作品で、二度目が『ジュラシック・パーク』。
三度目が『イベント・ホライゾン』だが、この三度目がお気に入り。
なのに、『イベント・ホライゾン』のオリジナルフィルムは破棄されたらしい。
そのせいで、円盤に収録されていないシーンや、地獄のグロシーンの部分も失われてしまったそうだ。
ふざけんな!
捨てた奴は、地獄で反省すべし。
●【大河ドラマ・光る君へ】
時間が無いので、録画を三倍速で視聴。
31話だっけ?
ザッと見たところ、まひろと道長のシーンが多かったので、台詞を聞かずとも問題なしと判断して消した。
唯一の倍速を停めたシーンが。中宮彰子がヒョウタンに福笑いみたいな顔を描いている数秒間のシーン。
私的な見所は此処だけ。
和泉式部は、相変わらず色ボケ姐さんっぽい。
何か、妙な偏見を感じる描き方だ。
●【人形劇・平家物語】
源平一の谷の合戦の前日譚。
後白河法皇は、平家に和議の申し入れ書を送る。
事情を知らされた義経は、「法皇さまに取っては、どちらが勝とうと同じでは」と不安を募らせる。
平家の重鎮は、清盛の法要を執り行う。
姫君と密会して勘当されていた敦盛は、父の愛用の笛を渡され、勘当は解かれる。
平家軍に潜入していた弁慶の部下の僧兵が帰還。
『三種の神器』と安徳天皇は、船上に逃れたと知らされる。
義経は平家打倒のために、断崖から駆け下りて平家軍を攻める作戦を立てる。
あの有名な『逆落とし』のエピソードですね。
『馬を抱えて断崖を駆け下りた説』があるが、この人形劇のお馬さんを抱えるのは無理と見た。
普通に騎乗して駆け下りるんだろうな。
今回は、ちょっと中だるみ気味か。
しかし、寺のセットに据えられた仏像の造形は良い。
思わず拝みたくなるのは、人形好きの
仏像とお馬さんに愛しさを感じた夏の夜でした。
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