第254話 夏クールのドラマとスポーツ番組の感想

●【大河ドラマ・光る君へ】


 27話を視聴。

 

 今回のMVP。

  ・一条天皇

  ・一条天皇の母の女院

  ・藤原宣孝


 この御三方が素晴らしかった。

 

 女院と一条天皇の緊迫感ある会話シーン。

「自分は父に利用された」と苛立つ女院に、「あなたは朕に同じことをした」と怒りをぶつける一条天皇。

 絶句する女院を前に立ち上がる。

 この時、女院視点に変わり、一条天皇の顔が御簾に隠れて見えない。

 このアングルにゾクッとした。


 そして、妻(まひろ)のお腹の中の子の父親が道長と知りつつも、「お前の子は、わしの子だ」と笑う宣孝。

「源氏物語」からの引用エピソードだろうが、まひろはおおいに反省すべし。

 寺で何やってんだよ……。



●【平家物語】


 義仲と新宮行家は、後白河法皇に謁見。

 その後、法皇を囲む貴族たちは「義仲は、なかなかの美男ですな」と笑う。

 法皇の男色趣味は、側近たちの知るところだったか。


 何かの本で読んだが――

「甥っ子が法皇様に手籠めにされた。稀代の椿事なので日記に書いとくよ」と記した貴族がいたようだ。

 この法皇は、後白河さんか?


 それはともかく、都に入った義仲軍の兵士は略奪に乱暴三昧。

 嫌がる女性を担いで運ぶシーンなんて、今じゃ無理かも知れない。



 一方の平家一門は、船で大宰府に逃亡。

 しかし、法皇の命令で大宰府国司から滞在を拒否される。

 国司を追い出して居座るも夜襲を掛けられ、安徳天皇を連れて逃亡。

 再び、船で出立する。


 都に入った義仲は関白邸に招かれ、関白の娘の冬姫を所望。

 止む無く冬姫の侍女が身代わりを申し出、御簾越しに琴を弾く。


 この時、「都の姫は宴会などには出ない」と関白が言う。

 『光る君へ』で、越前国の歓迎の宴に出て、羊肉を食ったまひろは反省すべし。

 これについては繰り返して書いているが、この場面だけは千歩譲っても許せない。


 そして、法皇たちは四歳の後鳥羽天皇を即位させる。

 逃亡中の平家の安徳天皇は七歳。

 何とも、痛々しい情景だ。


 上に書いた『光る君へ』の一条天皇の怒りと照らし合わせると趣深い。



●【2002W杯 アルゼンチン×イングランド】


 日韓共同開催の一次リーグ。

 場所は、いまや赤字工場化した札幌ドームである。


 ベッカムがプレイしたなど、何だか信じられない。

 ベッカムのヘアスタイルが話題になってたようだが、ロン毛の選手が多かった。

 当時の流行だったのか?

 カチューシャや、ゴムのサークレットを付け始めたのもこの頃だろうか。

 アルゼンチンのキーパーは、ちょっとトム・クルーズっぽかった。

 目の保養にもなる良試合だ。


 前半途中、アルゼンチンの選手が鼻を打って流血。

 ガーゼ?を貼って戻って来た。


 この大会から、、ベンチ入り選手が23人になったとのことだが、確かにベンチが横長になっていてビックリした。

 

 この時期は、「ゴールデンゴール方式」を採用していたらしい。

 いつの間にか廃止されたようだが、懐かしい言葉を久し振りに聞いた。

 

 試合は、ベッカムのゴールでイングランドの勝ちでした。

 一次リーグで、こんなスゴイ組み合わせが観れたんだな。



●【プロ野球 巨人×ヤクルト】


 我が家はG党である。

 

 少し前にBSで試合を観戦していたら、途中のグラウンド整備中だったろうか。

 両チームのチアが二人ずつ出て来て、二人三脚競争を始めた。

 実況の人が「我々は何を見せられているんでしょう」とボヤいていた。

 こういう本音は面白い。


 両チームのマスコットが肩を組んで歩いていたのは、微笑ましかったが。


 

 今回は、アニメの感想が入らなかったので、ナンバリングを外しました。

 次回に続きますよ。

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