第246話 公共放送番組の感想

●【ヒューマンエイジ 人類の時代】


 人の性愛の歴史とAI依存の是非に迫った公共放送の番組。

 午後九時からの放送。

 先史時代の『お道具』や、古代ローマの娼館の壁に描かれた男女の絵を映したりと攻めすぎだろ!


 印象に残ったのは、AIのパートナーの話。

 好みの外見画像を持つ、モニターの中で話をするAIパートナー。

 それは、決して人間を傷付けない。


 映画の『ターミネーター2』のノーカット版だったかな。

 サラ・コナーが、ジョンがターミネーターと楽しそうに遊ぶ姿を見て「酔って息子を殴ることもない(理想の父親)」と云うモノローグがあったと思う。

 それが現実になりつつある。

 理想のボディを持った理想のパートナーが、隣に居る時代が来るのだろうか。



●【大河ドラマ・光る君へ】


 25話を視聴。


 あれ?

 まひろ(紫式部)に関わっていた宋のイケメンは出なかったな。

 何のために出て来たのだろう?

 冒頭では、小学生の如く製紙場を見学してるし。

 結局、まひろは帰京して藤原宣孝の妻の一人となる。


 宣孝を演じる役者さんの芸達者ぶりが光った回。

 ユーモラスで豪快な愛されキャラだ。

 道長こそ、こういうキャラ付けをして欲しかった。

 

 と言うか、道長が本格的にドラマで描かれたのは初めてではないのか?

 良くも悪くも、「民のため」な道長が基準点になってしまった。

 

 次週予告も見たが、すべての元凶は『安倍晴明』みたいになって来たぞ。

 良いのか、それで?


 もうひとつ。

 まひろが自邸の縁側(ひさし)に腰掛けているシーンはヒドイ。

 ありえない!

 昭和じゃねーんだよ!


 ここと冒頭の社会見学のシーン以外は、まあ見られる。

 まひろ絡みのシーンがトンデモなのは、家に引っ込んでいる貴族女性を無理に外に出すからであろう。

  


●【人形劇・平家物語】


 源頼朝は、木曽義仲の息子の義高を養子にしたいと申し出る。

 当然、母の『巴御前』は猛反対(史実では、巴が実母か不明)するも、和睦の為に義高は頼朝軍に向かう。


 と、ここで義仲の三人目の女性『山吹』も登場。

 『葵御前』の雑仕女だが、義仲が手を付けてしまう。

 当然、『葵御前』は嫉妬。

 「お前を女兵にする」と、怒りをぶつける。


 その翌夜、義仲と葵は部屋で過ごす。

 巴はそれを黙認し、山吹は庭に隠れていたところを葵に見つかる。

 「最後に、殿の顔を見たかった」と弁明する山吹に、葵は義仲との口付けを見せつける。


 恐い。

 女の戦いが恐すぎる。

 さすが『大人の人形劇』だ。


 それよりも、平家の武者が琵琶を弾くシーンがあったが、『光る君へ』のまひろの琵琶弾きシーンより迫力があって困る。

 まひろがとしているから、迫力を出すのは無理か。

 


 えー、今回はここまで。

 長くなるので、アニメ編は次回に回します。

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