第243話 2024春クールアニメ・ドラマ等の感想(14)

●【宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち】


 8話を視聴。


 つまり、イスカンダルの『サンクテル』は『アカシックレコード』のようなもので、古代アケーリアス文明下で誕生した人類の記憶の保管庫ってこと?

 イスカンダル王家がそれを管理し、イスカンダル人は必要に応じて、人造体に魂を入れてるってことで合ってる?


 ガミラス人は、イスカンダル人が奴隷化した異星人か。

 そりゃ、デスラーもブチ切れるわ。

 けれど、憧れだったスターシャを撃つことは出来ず。

 最後は、敵母艦に特攻。

 「私ごと撃て!」になるのか。


 デスラーが特攻を決意するまでが短く、もう少し回想を挟むとかして欲しかった。

 何だか唐突感が否めない。


 ガミラスのフラーケン将軍が、戦死した腹心の部下の画像を観ているシーンは◎。

 ガミラス人の描き方は、グッとくるシーンが多い。



●【怪獣8号】


 いかん。

 前回、『進撃の巨人』がどうのと書いたせいか、副隊長の糸目くんと怪獣の闘いが、それにしか見えなくなった。

 『進撃の巨人』との違いは、立体起動のワイヤー付いているか否かだろう。

 パワードスーツを着て、怪獣の周りを飛び回ってるし。


 そーいや、立体起動もこっちもヘルメットは無しだな。

 顔が見えないと、見分けが付かないから仕方ないけど。

 ま、キャラの髪がなびくのは絵になるから、それで良し。



●【CITY HUNTER 劇場版】


 BS12で放送された『新宿プライベート・アイズ』を視聴。

 面白かった!

 香のウェディングドレス姿が可愛すぎる。

 香の幼なじみのイケメンが出た瞬間に、『悪役』だと分かるのはお約束。

 

 女性声優陣の声は気になるが、声優交代は本当に難しい問題だと思う。

 

 『名探偵ポワロ』は、本国で原作すべてがドラマ化。

 ポワロ役の熊倉一雄さんも、全話吹き替えを終えた後に旅立たれました。

 晩年の吹き替えはご無理をされている感じはありましたが、あの御声が最終話まで聞けたのは嬉しいことです。


 調べたら、『ディアゴ版』は、違う声優さんが吹き替えているのですね。

 いつか、聞いてみたいものです。



●【大河ドラマ・光る君へ】


 一条天皇が愛に覚醒。

 周囲の反対を押し切って、出家した中宮定子と赤子の姫宮を近くに住まわせる。

 一条天皇と定子のシーンは美しい。


 公卿どもは『主上おかみは政事をおろそかにしている』とぬかしていたが、一条天皇を置物にしていたのを忘れている。

 過去回で、一条天皇が桜の枝を見て「自分は置物だ」と悩むシーンがあったじゃないか。

 ヘタレ道長の優柔不断さにもイラッとするし。


 まひろ(紫式部)と宋のイケメンのシーンはどうでも良いや。

 一条天皇と定子のシーンで充分です。


 つーか、一条天皇の中の人主役で『源氏物語』をやれば良かったのでは?

 定子役の人も、そのまま紫の上で行けたのに。



●【人形劇・平家物語】


 義仲の宴席で、舞いを披露する葵御前と、笛を披露する巴御前。

 愛人VS正室の静かなる戦い。

 笛の音が流れる中、幼い頃の義仲と巴の回想シーンが流れる。

 

 義仲は、巴と息子・葵を連れて出陣。

 途中で巴の父の訃報が入るが、巴もその兄弟たちも「父のためにも戦う」と決意。

 その様子を見る葵のアップ。

 心情を説明するナレーションは無く、解釈は視聴者に託すと云うことだろう。

 

 義仲軍は平家の一軍を倒すが、頼朝の陣地でも、頼朝と義経の静かな確執が続く。


 そして清盛は高熱を発し、妻の尼君は閻魔大王の使者が夫を迎えに来る夢を見る。

 使者は『大仏殿を焼き払った罰』だと嘲笑った。


 呼ばれた町医者の麻鳥(妻は、義経の母の元侍女)は、治す手立ては無いと告げて去る。


 そして清盛は、家族に見守られて死去。

 頼朝は、義仲を討つために出陣。

 義仲も、迎え撃つ準備をする。

 源氏の頭領の座を巡る戦いが始まる。


 なお、清盛妻の尼君の時子は、後に安徳天皇を抱いて入水することになる……。

 

 愛する男のために戦で薙刀を振るった巴と葵。

 孫を抱いて入水せざるを得なかった老尼。

 女たちの戦いも、苛烈で哀しい。



 今回はここまで。

 次回に続きます。

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