第239話 2024春ドラマ等の感想(今回はアニメ抜き)

●【日曜美術館】


 再放送を深夜に視聴。

 平安時代の仏教特集で、これまた『光る君へ』の便乗企画。


 一緒に観た母の話だが――

 私が五歳ぐらいの頃、月参りのお坊様が来た。

 四畳半の仏間でお経が始まったが、お坊様の頭にハエが着地。


 私が笑い出し、祖父が忍び笑いを始め、母や叔母も笑い出したそうだ。

 お経が終わった後に振り向いたお坊様の顔は👿だったらしい。


 ごめんなさい。

 ハエが、ハエが悪いんです😖



●【大河ドラマ・光る君へ】


 もう、助けて。

 

 越前に赴任したまひろ(紫式部)の父。

 宋との貿易が盛んな越前では宋人に囲まれ、宋式のテーブルに付いて歓迎会が開かれる。

 まひろも同席し、椅子に座って羊肉を食う。


 ……ちょっと待て。

 何で、当時の姫(下級だけど)が堂々と顔出して椅子に座って肉を食うんだ?

 現代の社長と、その秘書にしか見えねえ。


 予告で、まひろが「あなたは日本人なの?」と言っていたが、はて?

 当時の日本の姫に「日本人」と言う概念があったろうか?

 「この国の人」で良かったのでは?


 とにかく、頭を捻りっぱなしの回だった。


 ただし、まひろ父に賄賂を渡す現地の役人の描写は正しい筈だ。

 賄賂で私腹を肥やした受領は『源氏物語』でも出てくる。

 源氏の愛人の『明石の御方』の父の『明石の入道』もそれ。

 私腹を肥やしたかはともかく、彼は財を築いた元受領だ。 



●【人形劇・平家物語】


 深夜にゲームを始めようとしたら、いきなり再放送が始まった。

 どこぞの国が衛星?を発射したので再放送中止になったが、ここで来たか。


 義経と弁慶の出会い。

 二人が出会ったのは、義経の元服後だったのか。

 調べたら、史実か否かはともかく、義経の元服は十六。

 弁慶と出会ったのは、十八。

 義経が十三歳ぐらいの時に出会ったかと思ってた。


 なぜ思い違いしてたんだろう?

 義経が童水管を着て飛んでるイメージからか?

 

 一方。後白河法皇の皇子は、『平家打倒』の命令を下す。

 清盛も兵を起こし、源氏一派を打倒。

 福原に遷都を目論むが、貧しい庶民は京に置き去りに。


 この辺から、清盛の運命は下降するのか?

 

 アニメ『平家物語』では、後々に平家に追われて放浪する徳子が印象的だった。

 天皇の后が、少数の従者と共に徒歩で落ち延びる。

 歴史の非情さを見た。

  


●【1982W杯 ブラジル×アルゼンチン】


 深夜の再放送を視聴。

 実況・解説は新録で、都並元選手と北澤元選手。


 二次リーグで、この組み合わせ。

 W杯初出場のマラドーナと、ジーコ率いる黄金の中盤対決。


 審判がハンドを流したりと荒れ気味の試合。

 当時は、ファウルに緩かったのか?


 この試合も、ソックスを足首まで下げている選手がいる。

 脛当てなしで怖くないのか?


 やはり、ブラジルが役者が揃っていた。

 後半ブラジルが3点を取った所で、ジーコがタックルされて右膝を痛めて交代。

 解説によると、これが古傷になってしまったらしい。

 しかも、これでイエローカードも出ず。

 

 と思ったら、この後にマラドーナがブラジル選手に蹴りを入れて、レッド退場。

 このプレイで揉めてる最中、ブラジルのファルカン(元日本代表監督)もイエローを食らう。

 審判に暴言したのでは、と解説の方の予測。


 この後にアルゼンチンが1点を返すも、手遅れ。

 大荒れの試合でした。


 解説していた元選手は「Jリーグでジーコをマークしたけど、彼がどこにいるのか分からなかった」らしい。

 まるで忍者だな。

 

 これ、40年前の試合なんだな……。

 今回は、実況・解説も面白かったです。

 観て良かった!



●【6人の女】


 公共放送を入れたら、たまたま放送していた。

 最終回の六話を断片的に視聴。


 フランスのミニシリーズだが、癌の女性たちがパートナーと登山をする話?

 なのだが、会話が素晴らしい。


 ただし、回想と現在が交互に描かれるので、初見じゃ分かりづらい。

 

 抗癌剤を辞めるか悩む女性に、女医は「やり切ったと思っている患者を引き留めることは出来ない」と告げる。


 生きることの難しさと悩みが、赤裸々に語られる。

 ラストは青空の下で雪山を歩く人々の、爽やかな表情が映し出される。


 こういうドラマは、日本では無理だろう。

 出演者も中年世代だし、フランスは中高年世代のドラマが巧い。

 一話から見れば良かった。



 今回は、ここまで。

 次回に続きます。

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