第237話 ウィザードリィ1 狂王の試練場

 たまたま旧ツイッターを流し見していると、某作家さまの写真が目に留まった。


「これはッ! 『ウィザードリィ1』の僧侶呪文のテキストッ!?」


 慌てて検索すると、『ウィザードリィ1 狂王の試練場』のリメイクパッケージ版発売を知る。

 ニンテンドースイッチとプレステ5で10月発売。

 すでに配信版があり、動画サイトでプレイ動画を見た。


『ウィザードリィ』は、セガサターン版を夢中になってプレイした。

『1・2・3』がセットになっており、シンプルなダンジョン探索がクセになる。


 後の転職を前提に、戦士・侍・盗賊・僧侶・司教・魔術師でプレイした。

 

 戦士→ロード。

 盗賊→ニンジャ。

 僧侶・魔術師→司教。


 『司教』はドラクエの『賢者』で、成長は遅いが僧侶と魔術師の呪文を覚える。

 この転職パターンで、ダンジョンを突破した。


 『1』では、レベルが低い頃に、強力な敵に遭遇。

 苦し紛れに『マロール(転移呪文)』を唱え、ラスボスの玄室の前のブロックに転移したのは良い思い出だ。

 しかも。転移後は『マロール』の呪文数が残りゼロ。

 ラスボス玄室への道は一方通行で、戻ることも出来ず。

 進退きわまって、ヤケクソでラスボスに挑み、全滅の憂き目に会う。

 

 後で考えたら、僧侶の呪文『ロクトフェイト』が残ってた!

 全装備と持ち金の大部分と引き替えに、ダンジョンを脱出できる呪文である。

 初心者にありがち?なミスに落ち込んだものだ。



 で、リメイク版の動画を見ると……キャラが濃ゆい!

 自キャラ六名の顔グラを選択できるようだが、アメリカンな濃ゆさだ。

 末弥純氏が新規にイメージイラストを担当したようだが、ゲーム中の顔グラは違うらしい。

 

 調べたら、スーファミ版『6』の顔グラは末弥氏だ。

 リメイク版の顔グラも末弥氏が良かった……。

 一応、顔グラを自由に変更できるパッチが配信されたようだが。


 モンスターのグラは末弥氏デザインだが、これも色遣いが濃ゆい。

 もう少し淡い色使いにして欲しい。


 で、配信版はプレステ4にも対応。

 これはプレイする価値がありそうだが、どうしたものか。

 そもそもパケ版が『1』のみ収録とは?

 『1』~『5』までを纏められないのか?


 後に販売されるだろうが、何か中途半端だ。

 『3』が出たなら、購入を考えてみたい。

 

 それにしてもリメイク版の戦闘は、豪華なグラと引き替えに、テンポが犠牲になってる気がする。

 昔版のグラを表示することも出来るらしいので、そっちが推奨だろうか。


 シンプル イズ ベスト。

 初期の『ウィザードリィ』は、こうあって欲しいものだ。

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