応援コメント

第224話 『黄泉月の物語・第174話』の衣装解説」への応援コメント

  • こんにちは。細部のこだわりって大切ですよね。読んだら一瞬で終わる部分だったとしても。それこそ最近のウェブ小説では「ヤマトタケル風」という一言で済ませてしまいそうですが、そこを当時の風習や言葉遣いをちゃんと踏まえて描くのは、素晴らしいです。「神は細部に宿る」だと思います。

    それにしても高校生で、伝統色見本が掲載された書籍を2000円で購入したのは、当時は思い切った決断だったでしょうね笑。

    作者からの返信

    こんばんは。
    細部のこだわりは「源氏物語」とクレチアン・ド・トロワの「アーサー王物語群」の影響だと思います。

    「源氏物語」は源氏の絶頂期に、正月に妻たちに似合う色合いの衣装を選ぶシーンがありました。
    クレチアンの「パーシヴァル」は、食事シーンのこだわりが並じゃなかったのです。テーブルセッティングから食後のシロップまで、丁寧に描かれていました。

    なので、主人公たちの衣装の色合いや宝石の色は、カラーチャートとの戦いでした(^_^;)

    言葉遣いは、主人公たちの人格を主導している存在を考慮しています。
    177話のキサラギくんの台詞「何とかギドラさん」は上野くんの人格が話しているので、その辺りは地文も現代風にしています。


    高校生には2000円は痛かったです。
    小金を貯めて買いましたが、無駄では無かったと思っています。
    あの時の情熱は、今も健在ですから。