第217話 2024冬クールアニメと歴史ドラマの感想(11)

●【地球へ…】

 

 昔の映画版をBS12で放送していたので録画視聴。


 いつぞやのテレビシリーズと云い、竹宮恵子さんの絵をそのまま動かすのは難しいのか。

 それにしても、この作品のキャラは眠そうだ。

 二重瞼のラインの位置のせいだろう。


 主役クラスの声を当てたのは……最悪に近い。

 キース役の声質は及第点として、演技が……。

 クールと云うより、ただの不機嫌男だ。


 作画も、モブの(雑作画の)叫び顔が妙に印象に残る。

 変にグロいカットもある。


 時間を考えると、ストーリーの改変は仕方ない。

 主人公のジョミーが子作りするのも認めよう。

 しかし、デリカシーが無いなあ。

 みんなの前で、子作り宣言するんじゃねえ。

 40年前の感覚だと、こんなもんなのか?


 ラストの幾許かの改変(災禍に見舞われた地球で、生き残った人間とミュウが仲良しになって共存する)も構わない。

 原作では死亡したと思われるミュウの長老たちも生存描写があったし。

 が、演出がマズいのか?

 生き残った人々が、楽しくキャンプしてるようにしか見えなかった。

 ミュウの宇宙船がかなり残ってたから、食料の心配は無さそうだが、いささか能天気すぎる。


 原作は、まさに文明崩壊で、食料なんて無いだろうって感じだった。

 地球から離れた植民性の人々は生き残り、地球を目指す宇宙船二基が宇宙で偶然に巡り会い、「共に地球に行きましょう」と云う締めだった。

 伝説の星と化した地球がどういう状態か分からない。

 それでも、故郷に向かう人々の姿に感動した。

 

 テレビシリーズも大幅改変されていたが、原作に忠実な映像化はそんなに難しいのだろうか?


 

 ●【葬送のフリーレン】


 28話を視聴。

 全話、楽しく拝見させていただきました!

 静と動の緩急付けた演出も見事!

 動くシーンはグリグリでカッコ良かった!


 アッサリ目の作画と塗りも斬新だったかも知れない。

 グラデ塗りとかあったっけ?

 髪のグラデ塗りは当たり前になってたから、シンプルさが逆に目を惹いた。

 今後は、このシンプルさが普及するだろうか?


 当然、続編はあるだろう。

 期待したい。

 

 

●【青の祓魔師】


 12話を視聴。

 最終回だが、10月から続編放送決定。

 早い発表にビックリだ。

 黒字だったと云うことだろうか。


『後宮の烏』や「女子ゴルフアニメ(タイトル忘れた)の二期」とかはどーなった?

『メダリスト』は来年か。

 PVを観たが、期待したい。

 

  

●【キングダム】


 12話を視聴。

 

 回想シーン止め絵の信と漂が可愛すぎた……。

 最初のシリーズでこの絵でやってくれていたら、と悔やまれる。

 

 中国制作だと思うが、CGアニメを放送しているけど、絵が硬すぎる。

 『シドニアの騎士』は頑張っていたんだな……。 

 


●【天官賜福】


 12話を視聴。


 面白かった!

 最終回だろうが、続編がありそうだ。

 悔やむべきは、人名のテロップが無かったことだろう。

 ついでに髪型が同じキャラが多いので、見分けが付かなかったことか。


 『成仏』なる台詞に驚いたが、原語では何と言ってるんだろう?

 適した邦訳が無かっただけなのか気になる。


 そして、道士の女性キャラの台詞にイラッとした理由が分かった。

 話し方のせいか!

 誤解を恐れずに書けば、女子高生っぽいと言うべきか。

 原語でも、あんなニュアンスで話してるのだろうか?

 

 この作品、画面上下に黒余白が入ってるけど、どんな理由だったんだろう?

 ダイナミックな演出を狙ったかな?

  


●【SYNDUALITY Noir】


 24話の最終回を視聴。


 希望を残す大団円で終わりました。

 ラスボスの彼には生き残って欲しかったが、止む無しか。


 黒仮面さん、あなたって人は……(;'∀')

 シュネーさんと一緒に、ノリノリで悪人退治をする姿が微笑ましすぎた。


 いつか、ミステルと再会できますように。


 

●【範馬刃牙】

 

 38話を視聴。

 HPを見たら、まだ続くことに驚いた。


 面白いし、作画も良い。

 でも、いい加減ダレてきた。

 ここ何話か同じ場所で親子が戦ってるし。

 何か変化球が欲しいところ。


 

●【大河ドラマ・光る君へ】 


 12話を視聴。

 たまに映る猫しか見所が無くなった。


しょうにして」と「妾(しょう)」が何度も連呼されてたが、「妾(めかけ)」のことだと一発で判らなかった視聴者も居たのではないか?

 変に現代的な部分もあれば、急に判りづらい言葉が出て来る。


 これ、『小右記』の作者の藤原実資(演じるはロバートの秋山さん)視点での道長の物語にした方が良かったんじゃないか? 

 

  

●【ドラマ・大奥】


 最終回を視聴。


 お知保の方の灰色の小袖と青い打掛の組み合わせが美しかった。

 

 田沼意次を悪役にする必要があったのか?

 最後は田沼と松平定信に全責任を押し付け、大奥の女たちは和解して終了。

 何だ、これ。

 そして、いきなりの鈴木福くんが全てを持ってった。

 

 まあ、鈴木福くんに笑わせて貰ったので良しとしよう。



 と云うことで、今期は終了か?

 最近は忙しいので、次クール感想を定期的に投稿できるか不明。


 出来る限り、頑張って書きたいとは思っていますので、よろしくお願い致します!

 

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