第164話 2023夏クールアニメの感想(7)

 

 最初に――寺沢武一先生の訃報が流れました。

 ご冥福をお祈りいたします。

 

 子供の頃は『コブラ』が苦手でした。

 けれど大人になって読み返して、その魅力に気付きました。

 それなりの年齢になってから、面白さに気付く――。

 それを実感した漫画でもあります。


 今じゃ、女性たちのあのコスをそのまま映像化するのは無理でしょうか?

 でも、現代の技術でリメイクして欲しいです。

 アーマロイド・レディの質感などは、今こそ映像で語ることが出来ると思います。

 でも、コブラは手描きが良いかな。

 CGで描かれたラインが綺麗すぎるのは、『ベルセルク』で実感済みですから。

 

 

 

●【伊藤潤二コレクション】


 第十回を視聴。

 『グリセリド』と『橋』の二本立て。


 『グリセリド』は、原作よりキモさ三割減(当社比)。

 無音の漫画の方が不気味さ・鬱々さが出ていた。

 声が入って、やかましい感じがしたのが残念。


 

 『橋』は、死者を畳に乗せて川に流す奇異な風習があった村の話。

 川は、当然「三途の川」の暗喩だろう。

 川の途中で引っ掛かって沈んだ遺体は成仏できないらしい。

 主人公の祖母の許嫁は川に沈み、今も祖母を待っているらしい――。

 

 切なくも怖い話だけど、ラストはどう解釈すれば良いのだろう?

 祖母の遺体が幽霊たちによって、川に流されたのは現実なのか?

 孫の女性が見た川の中の多数の人影は、成仏できなかった村人だろうけど。

 これも実写向けの作品だと思う。

 


●【大雪海のカイナ】


 最終回十一話を視聴。

 全十一話なら、いつも買っている一枚のディスクに収まるので助かる。

 全十三話だと、最終回だけ別ディスクになってしまうので、十二話に収めてくれると嬉しい(個人の願望です)。


 さて……出た!

 『BLAME!』の主人公の霧亥キリイの武器「重力子放射線射出装置」だ!

 随分コンパクトになってるけど、やはり『BLAME!』より数万年後の世界なのか?

 人々は、『BLAME!』ヒロインのシボとサナカン(ツナ缶と同発音)の胚から生み出された新人類の子孫なのか?


 巨神兵(建設者)に追い詰められたカイナは、それと知らずに「重力子放射線射出装置」を発射。

 巨神兵(建設者)は倒れ、悪の提督はアトランドの親衛隊長の射撃で終了。

 やはり視聴ターゲットを考え、カイナには殺人をさせないのだろう。

 カイナの性格的に、これは正解だと思う。


 兵士たちと共にアメロテは投降し、その手を取るリリハ姫。

 声が坂本真綾さんの時点で、予測できた展開だけど。

 ナウシカとクシャナの関係を思い出します。


 バルギア帝国の難民たちにも水が与えられ、軌道樹に取り残されていたカイナの村の老人たちの元にも気球が到着。

 人々は、水を得るために大軌道樹に向かいます。


 ここで終わり。

 続きは映画で、ってことですね。

 時間があれば観たいです。


 そして気付いたこと。

 バルギアで、カイナと知り合った少年少女や難民が帽子を被っているのは、髪の毛を省略するためだったのか……。

 帽子で髪を隠せば、風になびかせずに済むからなー。

 和服の袖などは計算式が面倒と云う話を読んだことがあるけど、この辺は手描きに軍配が上がる。

 手描き、頑張れ!



●【スプリガン】

 

 十話を録画したかったけど、母がお気に入りの中国ドラマと時間が重なり、断念。

 午前三時半にリアルタイム視聴は無理だっての。

 

 翌日、ドラマの録画を見た母が「今回はつまらなかった」と言った。

 おいおい……。

 


 

 そして『蒼穹のファフナー THE BEYOND』は録画を観たけど、ちょい思う所があるので、最終話視聴後にまとめたい。

 

 

 

 さて、昨夜は【大雪海のカイナ】っぽい夢を見たので書いて置きます。


 そこは水が枯渇した世界で、井戸から水を汲み上げています。

 広い教室?の白い床の真ん中には井戸があり、飲用の紙コップが大量に傍に置かれています。


 他の国から輸入したお菓子が届きました。

 カレーせんべいやカレー味のカ●ルとか、カレー系ばっかり。

 それらがコンビニの棚に並んでいます。


 別の教室では、サッカーボールに水を詰めています。

 どうやら、サッカー大会が開かれるようです。

 私もビニール袋に水を詰め、そこらを歩いている時に目が醒めました。

 

 昨日の昼食が、ロ●ソンの店内調理の『コロッケ乗せカレー弁当』だったせいか?

 無料で貰えるスパイスを掛けたけど、ヤバめの辛さでした。

 美味しかったけど。

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