第162話 2023夏クールアニメの感想(6)
●【伊藤潤二コレクション】
第九回を視聴。
『画家』と『血玉樹』の二本立て。
『画家』は富江の登場回。
原作を知らない人は、意味不明な部分があるだろう。
それにしても、富江の美しさが足りない。
絵も荒いかな。
『血玉樹』は、怪しい村に辿り着いたカップルが……と言う、ホラーではお馴染みの展開。
怪しい村の住人の青年の声は石田彰さんか。
カップルの女性の演技が棒読み気味だったけど、故意なのか?
しかし、どっちの作品も実写の方が面白そうだ。
伊藤潤二先生の漫画は、実写と親和性が高い作品が多い気がする。
●【大雪海のカイナ】
九話、十話を視聴。
お待ちかね?の巨神兵(建設者)登場と活躍回。
『カイナ』で検索すると、関連ワードに『ジブリ』が出て来るのはコレのせいか。
でも、『ナ●シカ』はジブリ制作じゃないよね?
変な骨兜を被ってコクピットに座れば、巨神兵(建設者)を操縦できるっぽい。
脳波か思念操作だろうか?
で、敵のサディスト提督は骨兜を被って、やりたい放題。
アトランド王国の街が貼り付いている軌道樹を攻撃します。
一方、カイナたちは、地下で地図が描かれた古代の旗を発見。
水を得るために、巨大な軌道樹に向かう方法を検討していましたが、その最中に攻撃を食らいます。
そして地上に上がったリリハ姫は(建設者)と相対してしまいます。
十話のラストの、この時のリリハ姫の表情が良い!
そして十話では、謎の発光キノコがビヨーンの伸びて水柱?状になります。
『オオノボリ様』と呼ぶらしいけど、この辺もジブリ風。
作風は全く違うのに、どうしてもジブリを連想してしまうのは、ジブリが偉大なるテンプレと云う事か。
●【スプリガン】
九話を視聴。原作は未読。
うわっ、出たよ『ナチスの残党』!
『ナチス』と言う単語は出て来なかったようだけど、敵兵士の制服で一目瞭然。
昔の王道の敵と言うか、『インディ・ジョーンズ』の敵で有名か。
『ジョジョ二部』のシュトロハイムは『ドイツ軍』に改編されたんだっけ?
でもコレ、現代に舞台を移しているんですよね?
スマホ出てたし。
敵ボスじじいは「1945年」を回想していて(ベルリン空襲か?)、その頃は子供だったから、現在は八十歳ぐらい?
現代に舞台を移すと、どうしても苦しい展開が出て来るなあ……。
敵の組織を改変するのも無理なのか。
ちょい話は逸れるけど、リメイクの『うる星やつら』で驚愕した場面がある。
たまたまチャンネルを回したら放送されていたのだが、『同伴喫茶』が出て来て震撼した!
名称は何となく知っていたけれど、後に検索して具体的な実態を理解した。
『うる星やつら』の時代設定は昭和のままですよね。
でも『同伴喫茶』は改変するか、場面ごとカットしても良かったのでは?
令和時代には、うすら寒いだけです……。
●【ドラえもん誕生日スペシャル】
チャンネルを変えたら、放送していたパターン。
『ゆうれい城へひっこし』を放送中でした。
この原作、子供の頃に読みました。
なつかしいので、そのまま視聴。
ドイツの古城を買う検討をした野比家。
泊まりがけの見学のために、どこでもドアで移動します。
この時のパパは和服で、ママは唐草模様風呂敷を背負っています。
こちらも昭和の原作を踏襲したパターン。
古城を受け継いだ男爵家のお嬢さまがバイクに乗って去るシーン。
のび太が「お転婆だなあ」と言うのも、原作セリフのままだろう。
「お転婆だなあ」のセリフは改変しても良いかと思ったが、改変しない契約でもあるのだろうか?
唐草模様風呂敷は「昭和の泥棒のアイコン」なんてのも、現代の子供には伝わらないかも知れない。
時代のギャップは、なかなか難しい問題だ。
でも古城のお嬢さまは、原作より可愛く描かれていたと思う。
ちょっと萌えた。
可愛い(媚び過ぎない絵の)女の子には萌えるのだ!
『蒼穹のファフナー THE BEYOND』は録画しているけど観ていないので、次回に回します。
続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます