第143話 2023春クールアニメの感想(9)

 

 現在、執筆中の『黄泉月の物語』がクライマックス直前です。

 そちらに集中したいので、アニメの感想は多少の手抜きになります。

 それでも書きますよ!



●【ヴィンランド・サガ2】

 

 21、22話を視聴。

 クヌート率いるヨーム騎士団のせいで、ケティル農場は血の海。

 人体破壊描写、苦手な人にはキツイ。

 私は見ちゃいますけどね。


 で、22話。

 100回の殴打に耐えたら、クヌートと面会できる約束を取り付けるトルフィン。

 主人公らしく耐えきりますが、殴った相手も結構いい奴。

 やはり、男は拳で分かり合えるのです。


 そして再会するトルフィンとクヌート。

 月日は、二人を大きく変えた。

 注目したのが、二人の『信仰』が真逆になっていたこと。

 

 キリスト教徒だったクヌートは『荒ぶる神(オーディン)』の元に走った。

 

 バイキングの戦士だったトルフィンは、『キリスト教』に傾倒していた。

 彼が聖書の朗読を盗み聞きしていた描写から、それが分かる。


 クヌートは戦士たちに戦いを与え、彼らのための国を作ろうとしている。

 トルフィンは、誰もが平等な争いの無い国を作ろうとしている。


 しかし『荒ぶる神』は歴史の中に呑み込まれ、『キリスト教』が生き残った。

 

 前にも書いたけれど、小説『アヴァロンの霧』を思い出すと、『神の交代』は心に滲みるテーマだ。

 こちらの物語も、『キリスト教』に同化されて行く古い信仰を描いている。

『ケルトの神々』も歴史に消えたが、古代の神々の物語は実に魅力的に映る。

 失われた物語は、想像力を掻き立てて止まない。


 


●【蒼穹のファフナー EXODUS (再)】


 23話「理由なき力」を視聴。


 新国連軍に捕えられるも、脱出に成功する真矢ちゃん。

 吹っ切れた彼女に怖いものは無い。


 追撃する人類軍ファフナーを撃墜。

 コクピットを直撃するエグさ。

 新国連主席を道連れに自爆しようとするが、主席が譲歩して未遂に。

 愛のために戦う真矢ちゃんは無敵だった。

 

 彼女が避けていた?総士との会話シーンが、何となく嬉しい。

 

 脱出時はスカート姿でファフナーに乗っていたけど、接続の時に痛くないのか?

 パイロットスーツ着てなきゃ相当に痛い筈だけど、覚醒した真矢ちゃんには痛みを感じる隙など無いのか。



 

●【水星の魔女】


 19、20話を視聴。

 

 20話で、またもや『ガンダム』の本領発揮。

 とうとう、学園で戦闘。

 犠牲になった生徒多数。


 グエルのヒーローっぷりがスゴイが、弟くんが父親の死の真相を知ってしまう。

 今後の兄弟の仲が不安だ。


 シャディクは『シャア』ポジなのか?

 『シャア』に比べたら甘ちゃんだと思うけど、今後はどうなるか。


 エラン5号、お前ホントに5号か?

 短期間に良い奴になってるけど、6号じゃねえだろうな?


 スレッタは……ママが居なきゃ良い子だよ。

 ママの野望が達成される時が不安だけど。


 まあ、犠牲になった生徒たちの描写はキツイけど、『シドニアの騎士』一期に比べたらマシか。

 何話だっけか?

 敵との戦闘での急旋回か何かで、市民が建物に叩き付けられて大勢……。

 画面が白っぽいだけに、赤がキツかった。


 人間視点で、向こうから鉄骨?が飛んで来て、画面が真っ黒になるカットは怖すぎた。

 私は『シドニア』で鍛えられましたよ、はい。



 時間が無いので、今回はこれだけ。

 次回に続きます。

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