第141話 2023春クールアニメの感想(8)
●【ヴィンランド・サガ2】
20話を視聴。
力尽きたアルネイズさんは、夫と子供たちの元に旅立ってしまう……。
映画の『スパルタカス』だったが、こんな感じの台詞があった。
「奴隷にとって、死は安楽だ」
子供の頃に観た映画なので、記憶はあやふやだけど、意味は合ってると思う。
アルネイズさんは、ようやく安寧の地を見つけた。
それは余りに悲しいけれど、『死』がずっと身近に在った時代の感覚を推し量るのは難しいかも知れない。
『死』も『神』も、常に人に寄り添っていた時代だから。
しかし、襲撃されて結構慌てちゃうクヌート。
戦士としては、やはり未熟なんだな。
幼少から鍛え上げたトルフィンとの差が出たか。
●【蒼穹のファフナー EXODUS (再)】
インドから逃走するファフナー部隊の被害は大きく、覚悟を決めた難民の一部は囮となって敵に身を晒す。
生き残った主人公たちの舞台も物資が底を尽き始め、同化現象で結晶化して死亡するパイロットも続出。
襲い掛かるフェストゥムを迎撃するも、絶体絶命。
そこに現れる人外男子4号の救世主。
ただし、全裸で。
うーむ、織姫ちゃんのようにパーツ式パンツを履くのも変か。
●【天国大魔境】
8話を視聴。
今回は見応えがあった。
かつ、視覚的にキツかった。
四肢欠損・包帯血塗れの女性が痛々しい。
人喰いに浸食された部分を切断して生き延びて来たが、ようやく苦しみから解放される。
彼女を愛していた医師も自決。
後味が悪い……。
けれど、二人は幸福だったのだろう。
女性は、最期まで人として生きる道を選べたのだから。
●【水星の魔女】
18話『空っぽな私たち』を視聴。
自分の秘密を喋りまくったエランの『僕たちの命は軽い』の台詞が刺さる。
事実なだけに、刺さる。
「人の命は地球より重い」は、危険とは無縁な権力者の戯れ言なのだろう。
そして、ついにエリ姉ちゃんの存在を知らされるスレッタ。
自分が、ただのパーツであることを知ってしまう。
スレッタママにとって、スレッタは『お人形』なのだろうか。
と、人形好きの私は思ってしまった。
愛娘と同じ姿をした人形。
自分の言うことを聞く人形。
人形を愛することは出来るが、やはり捨てるべき時には捨てる。
人形は、捨てられる。
それは、人形にとっては悲しい決別だ。
スレッタが、自力で『人間』になれるか見守りたい。
●【Dr.STONE】
8話を視聴。
今回も面白かった!
龍水と羽京、瞬時に敵の攻撃が『手りゅう弾式』だと見抜き、羽京は矢で軌道をずらし、覚悟を決めた龍水はスイカを蹴って遠方に避難させる。
往年のジャンプ的熱血、友情は良いぞ!
新たな敵陣営も出て来て、人類石化の謎に迫る!
今後も楽しみです!
●【劇場版 マジンガーZ / INFINITY】
BS12で放送されたのを視聴。
面白かった!
やっぱり、ヒーローロボット物は熱い!
大人になった兜甲児たちが描かれているけど、科学者になったのか。
やはり、科学者たちの白衣は良い!
あのコクピットは、単独で攻撃も出来るんですね。
知らんかったけど、リメイク版の新設定ですか?
マジンガーは、やはりプールの下に格納してました。
ただ、出現シーンの水の迫力がイマイチ。
「おっ○いミサイル!」の台詞にはブッ飛びましたが、世界感に合ってる?ので問題なし!
生体ユニット少女が、モロ綾波なのも御愛嬌。
ついでに……
翌週に観た『サイボーグ009/超銀河伝説』。
やべえ……
昔の作品と云う事を差し引いても、ヤバい。
そもそも、サイボーグ戦士たちが地球を離れて『自称・宇宙の帝王』と戦うストーリーに無理がある。
009が異星の王女様と抱き合いました、って話。
それ以外、印象に残らねえ。
その王女様の星も、宇宙艦の攻撃であれよと思う間に原住民が全滅。
王女様のペットのワンコまで……。
子供が観たら、トラウマになりそうです。
無意味に動物をコロコロすんな!
さて、今回はここまで。
次回に続きます。
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