第109話 百円ショップで、お人形を買う

 お人形が好きで、自作の小説にも同趣味の先生キャラを出している。

 購入数を数えたこと無いけれど、6分の1サイズの人形が50体は居る筈。

 昔は、某国産人形のサンタ服を着た子が3千円ぐらいで買えた。


 今は高騰して、5千円超えが当たり前。

 これ以上増やしても保管に困るので、去年「これが最後」と思い、1万越えの黒髪ロングヘア・赤瞳・濃紅リップの子をお迎え。

 書いてる今、その子を見なおしたら、未開封だったんだな。

 蓋のシールが貼られたまま。

 出すのが惜しくて、箱の窓から眺めていただけだった。

 うん、やっぱり可愛い。


 

 いや、ホントに人形は高くなった。

 アメリカの有名な人形も何体か持っているけど、今は無くなったFMCと言う大人向けコレクションが、8千円台で買えた。

 持つとズシリと重くて、ツンと取り澄ました表情が魅力的だった。

 それのピンクワンピを着たミキサーちゃん(仮名)の写真を見て、ネットショップを探し回り、大喜びで購入した。

 後に「イヤリングを外さないと錆びる」との情報を得て、慌ててイヤリングを抜いて保管した。

 そのコレクションも廃盤となり、アメリカ人形には手を出さなくなった。



 そして昨日、百均で小さなお人形を見つけて即刻購入。

 調べたら、去年に発売していたらしい。

 サイズは、双子の妹と同じか?

 ストレートロング茶髪の子が1人と、くるくるツーテールアップの子が3人残っていて、ストレートの子を購入。

 着替えのセーラー服も購入した。


 前髪のカットがちょい斜めだけど、値段を考えたら文句は言えない。

 後ろ髪も跳ねて乱れている。


 帰宅してパッケージから出す。

 足を投げ出して座っても、股が開かない構造は良い。

 顔も可愛い。

 30分も髪を撫で付けていたら、後ろ髪は落ち着いた。

 髪質も柔らかく、触り心地が良い。


 シンプルワンピ(パンツ無し)を脱がせて、セーラー服にお着換え。

 セーラー服はツルツル素材で、白トップスの胸のリボンはプリント。

 襟の三角部分(何て言うんだ?)は無いけど、2本の白線もプリントされている。

 青スカートもプリーツがあり、靴・ソックス・頭の赤リボンも付属。

 

 ところが、トップスを着せるのが難易度高し。

 ツルツル素材で、袖を通すのに意外と手間取る。

 止む無く、顔を後ろに回して着せ付ける。

 子供がやると、さらに苦戦しそうだ。

 大人の手助けは必至だろう。

 

 人形服の着せ替えは、服の構造によっては首を外さざるを得ない場合もある。

 けれど、私はそうしないよう努めている。

 手足のパーツが外れる人形もあるが、そういうのは私には向かない。

 

 

 これを書きつつ、セーラー服を着せた子をナデナデしている。

 靴を履かせると自立するのは、すごく有り難い。

 220円で、これほどの満足感を得られるとは嬉しい。

 近況ノートに写真を載せたいけれど、載せたらマズイかな?

 

 さて、このセーラーちゃんをどこに並べようか。

 超像可動ピンク服の露伴先生の横が空いているが……無いな。

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