第108話  2023冬クールアニメの感想(5)


・ヴィンランド・サガ2

 

 蛇と名乗る親方に助けられたトルフィン。

 蛇の瞳にアシュラッドを見い出し、思わず蹴りかかる。

 蛇は、トルフィンの内心を見抜いていた。

 

 トルフィンの戦士としての過去を知り、我を失うエイナルくん。

 村を焼かれ、家族を殺された悪夢がよみがえり、トルフィンの首を絞める。

 

 でも、やっぱ無理。

 しかし、トルフィンも悪夢に悶える。

 この辺の描写は軽いホラー。

 そして次回に続く。


 地味な展開が続くけど、こういう作品をアニメ化することは意義があると思う。

 流行りに流されずに頑張って欲しい。



・蒼穹のファフナー EXODUS (再)


 いきなりの戦闘シーンか始まったので、夢オチかと思った。

 ひょっとして、テレビ放送版はカットしたシーンがあるのかな?


 新人パイロット三人が初出動。

 どうにか敵を撤退させるも、仲間の半数は島を発ってインド派遣を希望する。

 インドにある『ミール』と接触し、人類を救う希望を見い出すために。

 しかし、ここから壮絶鬱展開が始まる……。


 メインキャラにも容赦ないこの作品。

 前作では、衛くんの最期が忘れられない……。

 脱出したのに、ヤラれたパイロットはもう一人居たよね。

 作り手の意地悪さ(ホメ言葉)が伺える。


 今作でも串刺し・自爆・ボックス入り・バスごとビームやら、一般人も容赦なしの鬱々オンパレードとなる。

 


・ツルネ ―つながりの一射―


 前回のあらすじ的なシーンで、主人公の台詞「ギャフンと言わせてやる!」がまた放送されてしまう。

 やはり、狙った台詞なのか?

 これを言われて、「ギャフン」と答えたキャラがかつて居たのか気になる。

 

 当エッセイ107話で触れた通り、男同士のモヤモヤを弓の一騎打ちで解消。

 王道の、決闘後に友情が復活する話。


 所々に回想シーンが挟まるけれど、中学時代の回想シーンが今一つ分かりづらい。

 画面のトーンを落とす、とかして欲しかった。

 パッと見、回想シーンと分からず、いつの間に部員が増えたのかと思ったぞ。


 ただ、小学生時代の回想シーン。

 頬をポッと赤らめる演出は苦手だ。

 今までで、一番BLテイストが強めな回ではあるな。


 

・ストーンオーシャン


 面白いけど、やはり敵の能力が分からん。

 事故の記憶を掘り起こして、その中に敵を封じて実際に事故死させる。

 自分で書いても、???が浮かぶばかりだ。

 スタンド能力は『超能力の視覚化』な訳だから、敵を『実際の事故の犠牲者』と『同じ怪我を負わせて死なせる』能力と解釈すべきか?

 けれど、『事故記憶』の中に『複数の現実の一般人を引き込める』のも分からん。

 無敵無限すぎて、何が何だが。

 

 それに対抗する味方の能力も、「こんなん出来るんか?」って感じだ。

 だが、すべてを『スゴ味』で解決するのがジョジョである。


 次が、例のカタツムリ回か?

 これも、よぉ分からん能力なんだが。

 カタツムリが苦手な人は、絶対に見てはイケナイ話である。


 

・TRIGUN STAMPEDE


 よくあるムナクソ回。

 純真な子供を拉致して改造。

 主人公が倒さざるを得ない鬱展開である。


 この手の話でのトップ級トラウマは、知る人ぞ知る『カートリッジ』であろう。

 その悪趣味さ故に、引き付けられるのも事実だが。


 悪趣味つながりで……タイトル忘れたけど、自分を剝製にする剥製師のオッサンの映画があったな。

 検索しない方が身のためです多分。



・水星の魔女


 五話を見逃がし配信で視聴。

 『強化人士』と不穏なワードが登場。

 主人公のスレッタに同じニオイを感じていたエラン。

 しかし彼女がそうではないと知り、黒化。


 腹を立てたグエルがエランに決闘を申し込み、しかしボコられる。

 ボコられシーンから、先の不穏な展開が見える。

 王道を行った「ツルネ」と違い、こちらは決闘しても分かり合えないな。


 グエルの機体が赤いビームに囲まれるシーン。

 映画『バイオハザードⅡ』のサイコロシーンを思い出しちまいました。

 トラウマが蘇る、うげぇ(>_<)


 キャラが生き生き、女の子は可愛い!

 女子寮のシーンは、パジャマ?姿も萌え。

 なのに、やはり『ガンダム』だ。

 随所の遣り取りに、容赦ない雰囲気がプンプン。

 


 と言う訳で、今回はお終い。

 次回に続きます!

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