第95話 楳図かずお氏の『イアラ』と『サイコ』

 2023年がやって来ました!

 しかし、いつも通りに出勤し、退勤する日々が続く予定。

 カクヨムの自作小説を執筆し、『タクティクスオウガ・リボーン』のクリアを目指しています。


 先日、一挙放送していたアニメ『サニーボーイ』を二話ほど視聴。

 本放送の時も一話ぐらい観たかな。

 要は、江口寿史氏キャラによる『漂流教室』。

 うーん……これこそ、CGキャラを使うべきだったと思う。

 微妙に顔が崩れているのが惜しい。

 各キャラの制服の着こなしは良かった。

 

 それにしても、昭和時代に描かれた楳図かずお氏の『漂流教室』は偉大なテンプレ作品だ。

 あれは子供が主人公だからこそ素晴らしいのだ。

 当然、残酷さ込みで。

 

 しかし、私の心に残る楳図かずお氏の作品は『イアラ』。

 小学校低学年の頃、同級生の家の本棚で楳図氏の漫画の単行本を発見。

 タイトルは忘れましたが、絵柄が怖くて直ぐに本を閉じました。


 楳図作品を読み始めたのは、高学年になってから。

 書店で『イアラ』の単行本を発見し、何となく立ち読みした。

 優しく美しい女性が、大仏に流し込まれる銅の中に生き埋めにされるシーンに戦慄すると同時に目が離せなくなり、迷わずに買って帰宅。

 私は、この手の【恐怖】が好きらしい。

 低学年の頃より、成長しております。

 

 

 ヒッチコック監督の『サイコ』の殺人シーンに唖然としたのも、この頃。

 ただし最初のシャワー殺人シーンより、その後の探偵が階段で刺されるシーンが好きだったりする。

 

 ベイツ邸に潜入した探偵が階段を登っていると、いきなり俯瞰ショットに切り替わり、庖丁を構えたワンピース姿の人物が部屋から出て来る。

 驚愕し、顔を切られる探偵のアップ。

 探偵は階段を後ずさりし、落ちた所てワンピース姿の人物が覆い被さる。

 このメリハリの効いた一連のショットに、心を持っていかれた。


 

 『漂流教室』は以前にドラマ化されたけど、とんでもない駄作だった。

 『おろち』は実写化に向いてると思うけど、調べたら映画があったんですね。


 藤子不二雄氏の短編はドラマ化されるから、ここは『おろち』などどうでしょう、公共放送さん。

 『イアラ』の実写化は不可能と思うので望みませんが。

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