第67話 イソノ家の奇妙なシェア

 66話で、ラーメンを食べた話を書き、ふと思い出しました。

 

 子供の頃に観た『サ●エさん』のエピソードです。

 放送されたものと多少の相違点があるかも知れませんが、おおよそ合っているはずです。


 イソノ家は、ラーメンの出前を頼みました。

 そのお店のラーメンは、メンマが多めに入っています。

 メンマが苦手に奈美平は、それを子供たちには言えません。

 

 ラーメンが届き、メンマ多めのラーメンに奈美平は困り顔。

 鰹か若芽が「食事は残しちゃ駄目なんだよね」と余計な発言をします。

 渋い顔で「うむ……」と返事をする奈美平。


 すると、船が助け船を出します。

「お父さん、さっきお茶漬けが食べたいと言ってたじゃありませんか」


 さすが船。

 機転が利きます。

 奈美平は、別室でお茶漬けを食べて大団円!



 ……しかし、本題はここから!

 奈美平のラーメンは、鰹・若芽・太良で分けることにしました。

 後で「どうやって分けたの?」と佐座江が三人に訊ねると!


「ボクは麺!」

「私はスープ!」

「ボクはメンマ!」



 ……おい、お前ら。

 スープはハズレじゃないのか、三等分にする発想はないのか、メンマ・麺・スープの順で一つのドンブリで食ったのか、スープだけは体に良くないぞ、こいつらホールケーキを三等分に切れないだろうとの様々な疑問は今も消えません。


 

 この話を考えた人は天才です。

 こんなラーメンの分け方、私だったら絶対に思い付きません!

 コロンブスの卵、ここに極まれり。

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