第59話 土曜日の深夜アニメの感想(2)

 10月22日深夜アニメ2本の感想プラスαです。


・後●の烏(四話)

 主人公ヒロインに美形の青年(宦官)が付き添ってるのが気になる。

 この世界の宦官は、実在した宦官と違うんですかね?

 そして昼間に主人公の部屋に来て、長話をする帝。

 うらやましいな、ヒマそうで……。


 後宮を舞台にした推理物ですが、主人公の妃が探偵的な役目を果たすのは、絵的にツライと思う。

 妃と言っても、その能力ゆえに帝のお渡りが無い。

 その妃が自ら宮女に変装して、探偵っぽく聞き込みをしなきゃならない。

 その話を、帝が昼間に後宮に訊きに行く。

 結果、帝がヒマに見えちゃうのです。

 原作は未読ですが、文章だと不自然で無いシーンも、映像だと不自然になることは珍しくないと思います。

 

 侍女が主人公を『ニャンニャン?』と中国式呼称で呼ぶのも止めた方が良かった。

『獣の奏者(エリン)』のアニメ版は、そうした呼称を耳から聞いて分かるよう改変していた筈です。

 この辺は、演出と監督の裁量でしょうか。

 好きな題材なだけに、アラが見えるのは勿体ない。

 



・ベル●ルク

 キャスカが『女』で意識させるエピソード。

 戦の時に月経になり、いつもの調子が出ません。

 こういうエピソードをしっかり描いてくれるのは、同性としては好感触です。

 崖から落ちる彼女に手を差し出し、共に落下するガッツ。

 洞窟に避難し、高熱を出すキャスカの服を脱がせ、彼女の不調の原因を知ります。

 キャスカの裸が描かれていますが、黒でボカしているのは劇場版もそうだったんでしょうか?

 だとしたら画面を切り取って……処理するのは無理か?

 黒ボカシが入ると、興ざめしちゃうんですよねえ……。

 かなり前に観たエロアニメは、レース編みコースターみたいな物をヤバイ箇所に被せてグルグル回してて大爆笑しましたが。

 

 このエピソードで、ガッツとキャスカの距離がグンと縮まります。

 それらも全て因果律だった……のは哀しく残酷です。


 

 ボカシと言えば、ジョジョ三部の丈太郎の喫煙もボカされてましたが、『ブルー・ピリオド』の主人公の喫煙はそのまま放送してたような?

 その『ブルー・ピリオド』は最終回を見忘れました……。

 原作は好きだったのになあ……。

 



 おまけですが、先週に放送された『スト●ン・オーシャン』15話!

 原作まんまの作画が素晴らしすぎた!

 線のタッチも再現していて、あの絵柄にはビビットな色使いが合っていることを認識しました。

 アナスイは美しいし、DIOは色気全開だし、FFも可愛かった!

 このDIO様なら、忠誠を誓いたいです!

 大満足です!

 アナスイ役はゲーム版ジョルノの声優さんですが、こちらの方が声が合ってる気がしました。

 無駄無駄ラッシュの声がアレだったので……。


 今後も、この良作画に期待したいです。

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