第6幕 崩壊

 私は学校に来る途中、唖然とした。

切れてる。たくさんの赤い糸がめちゃくちゃに。

 見た限りでは『死にぞこない』たちはいない。私は学校に着いてから窓の外を見た。遠くの方に紅の糸がある気がする。とにかく普通の赤い糸が少ない。


 ホームルームが始まった。野口先生の赤い糸は見える限りでは切れていないようだ。

 野口先生は車で来ている。この街を歩いた人たちが狙われている? 私の赤い糸だって見える限りでは平気だ。

 わからない……奴らが来るのか。もしくはまた周りの人が、『死にぞこない』にされてしまうのか。

 もしかしたら今度は自分かもしれない。私は鞄から久美子の使っていた輪サミの入った袋を取り出し、いつでもまた出せるようにスカートのポケットに入れた。

「羽嶋。藤澤がありがとうって伝えといてだって。」

 鈴木だ。今の由美の呼び方には親しみが感じられた。鈴木と由美は本当に赤い糸で結ばれてくれるかもしれない。

「うん。」

 でも『死にぞこない』が居たら……せっかく、うまくいっているのに。せっかく。今日は悠斗の誕生日だっていうのに。

 私は暇さえあれば窓の先を見た。三時間目の始まった、そのすぐ後。

「来た。」

 百本、いや二百本は確実にある。空へと一直線に伸びた赤い糸、紅の糸が。

「なんで……」

 あの中にどれだけジマのような奴が居て、どれだけ久美子のような人が居るのだろう。これからどれだけの赤い糸を狩って、どれだけ自分の命を延ばすのだろう。

 何組のカップルが離婚してしまい、何人の人がまた、『死にぞこない』に……どうしてそこまでして、自分の命延ばしたいのだろう? どうして他人の愛を簡単に奪える?

「……死ねっ!」

 私は思わず口に出してしまった。周りのみんながびっくりして私を見る。

「えっ? 今死ねって言った?」

 野口先生が言った。なぜか上の空のような声だった。

「この世に死んでいい者なんていないんだよ。そうだろ?」

 野口先生がこちらを見ずに言った。明らかに様子がおかしい。

 私は教室を飛び出して屋上へと向かった。屋上で紅の糸をもう一度しっかり確認したかった。

 屋上まで行った時、奈々が来て、鈴木と由美もその後同時に屋上に上がって来た。

「菜緒、変なことしないよね?」

 奈々がきいた。自殺すると思ったのだろうか。

 奈々は久美子に死ぬ前に言われたことを気にしている。

「久美子、奈々にごめんって言ってた。どんなときも愛してる。いつでも友達だよって伝えてほしいって。」

 私には自分に言われたことを奈々にも言っていたんだという確信があった。

 よく見ると奈々の赤い糸も切れている。奈々は私を心配しているけど本当は被害者の一人、私の方が心配で胸が張り裂けそうだ。

 私は泣きながら奈々に抱き着いた。

 奈々は私が震えている理由の半分も知らずに抱き返した。でも、それでも私は十分嬉しかった。奈々は知らなくてよかったと思った。


 何もかも奴らのせい、奴らは逃げも隠れもしないし、できない。こんな辛い思いをするくらいならいっそ。私は鈴木と由美を交互に見つめ、二人の切れた赤い糸を見つめ、決心をした。

 もう逃げない。

 こちらから行く。

 やられる前にやる。

 放課後、一人でも多く『死にぞこない』を殺してやる。



 紅の糸たちは一度この街の一ヶ所に集まったが、30分ほどで散らばりを見せてきた。

 放課後、近くに居るのはわずか三本だけになっていた。

 私は早速一番近くにあり、まとまって動いている二つの糸を目指して学校を出た。

 勢いはよかったが、私は右手に千羽鶴の入った紙袋、左手に桜箱を持って、背中には鞄を提げており、戦える体制とは程遠い姿をしていた。  

 人気のない小道を進み、紅の糸に十分近づいたところで荷物をひとまず近くの電柱の下に置いておいた。

「あんた! 指紋なんていいから、とっとと運んじゃいなよ!」

 すぐ隣の道で『死にぞこない』の一人だと思われる声がした。すると苦しそうに唸っているもう一つの声もしてきた。

「わかってるよママ。でもちょっと待ってよ、今こいつ」

 パチッ! 私が隠れながら見た時、ちょうど旦那のハゲ頭をその女房が叩いている所だった。旦那と女房だと分かるのは指輪をしていて、左手小指の赤い糸が繋がり合っているからだ。

 そこに居るは、『死にぞこない』の男女二人と中学生くらいの女の子で、その子は頭から血を流して倒れていた。

「引きずってないで、担ぎなさいよ!」

 女房が歯をくいしばって言った。女の子には意識がない。でも赤い糸がついているのだから、まだ死んではいない。

 よく考えろ。今、救急車を呼べば、『死にぞこない』たちには逃げられてしまう。私が『死にぞこない』たちの運命を変えて殺してから救急車を呼ぶと、残った私は確実に疑われる。奴らの運命を変えて救急車を呼び、私は逃げる。これしかない。

 大事なのはそれをいつやるかだった。

 女房、死者女はひょろ長。旦那、死者男は小太り貧弱な感じがした。きっとマズいことになっても走って逃げ切れそうだ。ただ女の子を見捨てることになる。

「ダメだ! 見かけより重いし、僕も朝の事でヘトヘトだよ。ママ? ここで切ろうよ。」

「バカ、何のための集まりだったんだよ! ジマが言ってただろ? むやみやたらは止め、人目は避けろって。逆らったら、あたしら殺されちまうよ!」

「ジマは恐いよ。でもさすがにここまで見てないでしょ。ジマも。誰も。」

 いかにも悪役のような、嫌な夫婦だった。きっとジマに不死身にしてやると言われたらすぐに飛びついたのだろう。

「見てるやつはいないか……じゃあちゃちゃっとやっちまおう」

 死者女は女の子の赤い糸を小指から引っ張った。

「アレ? 出てこない、あんた!逆に引っ張ってみて。」

 死者男は漂う女の子の赤い糸を捕まえて、今度はさっきと逆に引っ張った。

「こっちは普通だ。」

 死者男は言った。

 私にはこの現象が何なのか知っている。

「ジマが言ってたやつだ。赤い糸が途中で切れちまったんだよ。だからむやみやたらにそこらの赤い糸は切るなってな。」

 死者女はなぜか、さっきより嬉しそうだ。

「何がおかしいの?」

「馬鹿だね、伸ばすどころか切らずに済むじゃないか。この子、殺すよ。そうすりゃ、赤い糸は互いの持ち主を失って数ミリ残らず、あたしらのモノさ。」

「死体はどうすんの? もう運ぶの嫌だよ」

「ほっとけ。これから先ごまんと出るんだから。」

 本気でそんなことを言ってるの? 『死にぞこない』になると人としての心まで壊れてくようだ。

 ダメだ今しかない。

 死者女が、ポケットから先の尖った小さいナイフを取り出した。でも普通のナイフだ。

「おい!」

 私は怒鳴り、二人の前に立った。

 死者夫婦は私を見て目を不気味に見開いた。

「その子を放せ!」

 死者夫婦は互いに目を合わせてニヤッと笑った。

「あたしらが何をするってんだい?」

「そうさ、お嬢さん。僕らはいい人さ。」

 私が何も知らないと思っているようだ。

 私は少し頭を使った。

「そんなことして、ただで済むと思っているの? それが正しいやり方なの?」

 どこか馬鹿にしたように言ってみた。

「このガキ……」

 死者女が顔をゆがめて言った。

「マズいよママ、こいつジマの仲間じゃ」

「ありえない! 仲間のはずがない。第一、紅にもなっていないじゃないか。何も知らねぇだろ。」

 死者夫婦が焦り出した。多分いい感じだ。完全に私のペースになっている。

「私は特別なの。ナイフを捨てて、後ろを向きなさい。」

 私は強気に命令した。

「この女だけのは狩らしておくれよ! 僕らジマに死者にされて、生き延びる方法も知らされずに今日までたえてきたのだ。今日だって、なんか、肝心なとこ隠してるようだし。」

 死者男はブツブツと言った。

「あんた! こんな奴に恐がるこたぁないよ。あたしらいつだって二人でやってきただろ? これからだって自分たちだけで生きていく。そうだ。いっそ、こいつもここで消えてもらおうじゃないか。」

 ナイフを向けられる。逃げよう。そうだ。奴らを引き寄せて女の子から引き離そう。そう思った。

 私は携帯を取り出して119番を押した。そして、自分の名前は言わず、住所と女の子のことを話した。

「はい、お願いします。」

 電話中の数十秒間、私以外のモノは時間が止まったかのように動かなかった。

「次はどこに電話しようかなー」

 今の私の一言で、死者夫婦の標的が完全に私に定められたようだ。

「あんた、逃がすんじゃないよ。こいつ、ほっとくわけにはいかないようだからね。」

 今だ。走り出しは私の方が早かった。二人から八メートルほど差がある。

「待たんか!」

 死者女の声がした。

 私はもと来た道を戻っていった。

「羽嶋?」

 夢中になって走っていたので誰か二人とすれ違ったことには気づいたか数メートル進んだところで声をかけられるまで、その二人が誰か気づかなかった。

「えっ? 由美、鈴木! 何で?」

「ごめん、つけてきたんだ。途中見失ったけど。」

 最悪のタイミングだった。死者夫婦はすでに由美と鈴木の真後ろに来ていた。

「こいつら同じ高校だよママ!」

 死者男が嬉しそうに言った。

「二人ともそいつらから離れて!」

 私の警告は間に合わず由美の喉元に死者女房がナイフを突き付け、人質に取った。

「おいガキ! 下がれ。ちょっとでもあたしの気をそこねるようなことをしたら、この女、血ー吹かせるからね。」

 鈴木が後ろ歩きで私の所まで下がってきた。由美は震えながら、目に涙を浮かべている。

「は、放せ!」

 鈴木が声を裏返して言った。

「黙れ。次大声を出したら、この女の指を一つずつ切り落としてやろうよ、ママ。」

「馬鹿だね、叫び声を上げるに決まってんだろ? こういうときは、肺を刺し潰すのさ。」

 死者夫婦が声に出して笑った。

 私は周りを見たが、道と高い塀以外には何もない。

 夕日も残りわずかしか残ってはいない。もし、道の先を車が横切ったとしても、私たちには気付かないかもしれない。

 鈴木は放心状態のようになっている。これじゃ頼りにならないだろう。

「ひとまず暗くなるのを待とうじゃないか。もう救急車が来る。妙なことは考えず、その場で静かにしているんだな。」

 サイレンが聞こえ、赤いランプがすぐとなりの道から微かにちらつく。

 どうか、帰りはこの道を通って。私の願いはここぞというときに叶わない。救急車は音はすれども姿は見えずだった。

 街灯が点くが、辺りはもう数十メートル先で真っ暗になっていった。

「あんた、疲れた。代わりな。絶対、叫ばせるんじゃないよ。」

 死者男は自分のナイフを取り出して由美を捕らえた。

「あんまり泣かない方がいい。僕、殺したくなっちゃうから。」

 死者男が由美の頬についた涙を左手の指でこすった。

「触るな。」

 鈴木が掠れた声で言った。

「その人は俺の大切な人なんだ。俺が代わりになるから放せ、放してくれ!」

 鈴木の言葉に死者女はナイフをしまった。

「恋かい? 愛なのかい?」

 死者女がまじめにきいた。なぜ?

「あぁ、愛してる。」

 鈴木は強く言った。

「うん? ママ、この女の子もなんか言ってるみたいよ。」

「大きな声で言ってごらんよ!」

 死者女が、なぜか興奮しながら後ろを振り向いた。

「鈴木君、私も。私も愛してます。」

 由美が微笑んで言い返した。それと同時だった。初めて見る光景だ。

 赤い糸が……鈴木と由美の赤い糸が互いに求め合い二人のちょうど真ん中の所で繋がった。しかもそれだけではなかった。二人の赤い糸は最短で繋がっている。結ばれた二人になったのだ。

「さっ、狩ろうか。」

 と死者女。

「鬼ババァ!」

 私は今までにないほどの大声を上げた。だけど親子同士の喧嘩のようだ。近くに人が居たとしてもわざわざ見にはこないだろう。

「おい、お前! 言ったな。この女の子、殺しちゃうぞ。」

 パチッ!死者男は、また妻に叩かれた。

「ハゲが! わからんのか。命を延ばす絶好のチャンスじゃないか。あんたは左手でその女の糸を伸ばしな。ダラけてると短くなるからね! ガキ、お前は地面にうつぶせになってろ。言うこときけばお前の女を返してやる。最後にお前。」

 死者女が振り向き、長い指で私を指差した。

「自分の糸を引け。話しはそん後だ。」

 由美たちから見れば私と死者男の行動は完全に狂っている。

 私は自分の赤い糸を手繰り寄せながら、死者たちを観察していた。死者男は汗だくになりながら由美の赤い糸を左手で伸ばし続け、右手はナイフを由美の首に向けたままだ。死者女の方は電柱に寄り掛かって鈴木を見ている。今、不意をつけば、死者夫婦の内、確実に一人は紅の糸を切って殺せる。

「やっぱりこのガキ」

 ガンッ! 死者女房が鈴木の後頭部にナイフの取っ手淵を振り下ろした。

「気絶させてこ。」

 私の作戦では二人に命の危険が及ぶ。鈴木は、しばらく意識が戻らないだろう。死者女は常に何かしてないと気がすまない性格のようだ。何を思ったか、側溝の蓋を一つ持ち上げて横に倒した。側溝は、ここ最近雨が降っていないにもかかわらず水が溢れそうなくらい溜まっていた。

「ゴミの分別でもしようかね。」

 死者女が、そう言うと電柱の下に置いてある私の鞄を掴んでひっくり返し、中の物を地面に落とした。


 街灯はまるで、蛍の光のように頼りがいがなく、弱々しい。

 バシャ、バシャと、こんな薄暗い場所で、この女は私の教科書を一つずつ、どぶ水に落としていった。

「顔が歪んできてるじゃないか。悔しいんだね?」

 死者女が私のお弁当箱をどぶに落としながら言った。私はわざと桜箱を気にするふりをした。桜箱はまた作れる。

 でもDVDに入れた映像は元データも削除していて、その中にしかない

「何だいコレ?」

 うまくいった。

「センスを疑うねぇ。こういうの見ると蹴りたくなるんだよ。おらッ!」

 死者女が桜箱をおもいきり蹴り飛ばした。桜箱は崩れ、布の花びらが一枚一枚バラバラになって空を舞った。

「千羽鶴。ひゃひゃ! 死ぬのか? お前。」

 死者女は紙袋をひっくり返し、落ちた千羽鶴の先端の紐を掴んだ。

「それ、あなたがた二人にあげるよ。」 

 私が言った。

「あっ! もう手遅れだったか。ごめんね。死にぞこない。」

「なんだって!」

 死者女がキレて、持っていた千羽鶴をどぶに投げ付けた。

 側溝は溢れかえった状態で、もうなにも入らない。これならDVDは入らない。

 バサッ。死者女が地面に残っている私の教科書を蹴った。そしてしゃがんで、何かを手に取った。

「やめて!」

「動くな! 殺すぞ!」

 死者男が言った。

 由美の命の方が何億倍も大切だ。でも……

「文化祭。へー。」

 死者女はケースから、DVDを取り出た。もうダメだ。

 バキッ。

 悠斗への最高のプレゼントは真っ二つになってしまった。

「殺してやる……」

「動くなって!」

 許せない。

「動くなよ。ママ! 短くなるスピードが上がってる。もうこれ以上無理だよ!」

「そうかい。じゃまぁそんなとでいいだろ。あっ、この二人、いっそ拉致しちまうか。赤い糸製造機としてね。いいだろ?」

 死者女は私を悲しませて大分気分が晴れたようだ。

 もう仕掛けないと。本当にマズいことになる前に。

「じゃあひとまず今できた分切るか。」

 死者女は適当な所で由美と鈴木の赤い糸を掴んだ。そして目にも留まらぬ速さでナイフを取り出し赤い糸を切った。いや、切った気になっている。

 私はさらに混乱させれるように笑い飛ばしてやった。

「もしかして、あんたたち知らないの?」

 私の言葉に死者夫婦二人とも顔色を変えた。本当に知らないのだ。輪サミのようなモノでしか、赤い糸は切れないってことを。

「うそだろ……」

 死者女はナイフを左手に持ち替え、右手で赤い糸を握り、同じことを何度も試した。

 死者男の方も自分のナイフを赤い糸に振り下ろしてみた。

「由美逃げて!」

 私は叫んだ。

 ちょっと前から目を交わしていたので由美も素早い行動をとった。死者男もヘトヘトで簡単に由美を逃がしてしまった。由美は暗闇へと消えた。

 私の方は由美に気を取られている死者女に素早く近づき、死者女の右手から伸びた紅の糸を片手でつかみ反対の手で輪サミを使って紅の糸でできた輪を、死者女の命の輪を、ねこそぎ切った。

 死者女は振り向いた。でもそれだけだった。

 後は静かに地面に倒れ動かなくなった。

 死者女は死んだ。

「ママ! お前…お前!」

 死者男が迫ってきた。

 私は死者女が落としたナイフを死者男に向かって投げ付けた。

 死者男はそれを避けたはいいが、躓いて地面に勢いよく倒て、死者男の持っていたナイフは私より後ろに飛んでいった。

 私はチャンスとばかりに倒れている死者男の紅の糸を掴んだ。今度は紅の糸の輪を一周分くらい残して切った。

よくて1分持つかもしれない。

 でも確実死ぬ。

 運命がそうさせる。

「菜緒!」

 由美が大人の人を四、五人連れて帰ってきた。

 私は急いで輪サミをポケットにしまって死者男から離れた。

「あぁ!」

 死者男は何より自分の紅の糸を見て驚き、逃げ出した。

 由美の連れてきた大人の人の二人がそれを追い掛けた。

 パトカーの音が聞こえてくる。由美は鈴木に近づき、うつぶせの鈴木をひっくり返した。鈴木は唸っている。

 大丈夫そうだ。

「こいつは?」

 大人の人が死者女の人見ていった。

「起きろ、おい。」

「いえ、起きません。調べました。いきなり苦しんで。」

 私が説明するまでもなかった。

「うぁ! 死んでるのか。」

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