第11話―いつかの未来に願う予約―
言葉のぶつかり合いあったけど大きな争いなく別れる流れとなった。
しだいに会話は少なく月日がすぎてゆく――。
「はぁー」
今日は入学式。
ぼくは、めでたく難関学校に合格して着られない制服を着ている。
さき乱れたサクラは、その元気あふれる姿は失いボロボロと落ちて地面をピンク色かざる。
卒業してから別々の中学校で通う。
「別々の道を歩いている」
もっと話したいことがあった。どうして別々になってから何もしなかったのか。
後悔ばかりが残る。
「行動しないと!このまま受け入れたら……ほんとうに別々になる」
ぼくは走った。
向かった先はアツとカップルになって別れた公園。そこにいるのか知らない。けど、いる。
「いた」
「ズイ?」
セーラー服だ!
子供のようだったアツが少しだけ背が伸びていた。別れてから見ていなかったのか、ぼくは。
「アツ、やりなおすのはできない。
でも友達として!もどさないか」
「友達として。うん、分かった。でも条件」
「じょうけん?」
「
「あ、ああ。もちろん」
まだニガク残る思い出、ここから長い道のり、そしてカップルの
それが予約した道が、けわしいものだろう。
けどアツとなら二人で乗りこえれると心のそこから信じている。
ニガクながい予約の道 立花戦 @564376108a
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