第3話席替え


 担任『今から席替えをします。あらかじめ目が悪い人は、前の席きても良いぞぉー!!

 黒板もよく見えるからな。』


 先生の面白くとも何とも無い発言、そして初日の席替え、出席番号で何とか高美さんと前後の席の初日なのに、もう既に夢破れそうなんだけど……

 

 そんな事を思っていても席替えは、始まり…

 田中『5番、5番窓側の1番後ろの席か、』

 いつもなら最高に良い席のはずなのだが横に来たのは、大沢と言う女子、クラスではリーダー的な存在で、発言力のあるタイプ、中々苦手なタイプだが悪いやつでは、無さそう。そう思った。


 肝心の高美さんの席はどこなのかキョロキョロがバレないように、目だけで探す。この行動をキョロキョロと言う。1番廊下側の前、

 終わった。遠いいよ高美さん田中はとても残念だった。そこで目が悪いから前の席にしてと言う勇気も無かった。


 大沢『ねぇー田中君、さっきからどこ見てんの廊下の方ばっか見てるけど、窓側嫌なの?』


 田中『んっ全然窓側の席最高だよ風も気持ちいいし、』そう言って誤魔化した。大沢俺の目の動きから高美さんを見てるのに気づいたのか?

 そう思って少し目線を下に落とした。

 少しして黒板を見るふりして高美さんをみる。

本当に自分キモいなそう思って席替えが終わった。


やっぱり上手く行かないのがこの世の中恋愛ドラマやアニメの見過ぎなのか笑笑




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る