第2話高美さん
『あっおはよう!こちらこそよろしく』
こんな普通の挨拶をして、着席。
しかし内心田中は、こう思っていた。
『高美さん顔ちっちゃっ』 『肌白っ』 『俺より白いや』 『あれってかほんのり良い香りする』多分あれだ、おねぇーちゃんのつけてるハートの香水だ。何となく親近感、あれシスコンなのかこれは、そんな事は無いと思う。そして何この髪の毛一本で縛ってるのに斜めに前の方に降りてくる髪型、似合っている。間違いなく似合っている。
高美『んっどうしたの?何かあった?ぼーっとしてたよ』
そう言って高美はクスクス笑った。
田中『あっいや別に、高美さんって言うんだね。ちょっと寝起きでぼーっとしてたアハっ』
田中は、ギャグセンスのなさに発狂しそうになっていたが、高美さんに一目惚れした。
『♪頭からつま先までの衝撃のイナズマ♪』
『♪俺たちの耳をくすぐる音のいたずらー♪』
ある音楽の歌詞が脳内リピート再生するぐらい
ハッキリと感じた。これが恋だと。
ガラガラガラ
担任『おはよう!!うるさいなこのクラスは、みんな仲が良いようなので、初日から席替えします。』
生徒『えーーーーーー』
中学2年登校初日この恋席替えで散るか??
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