初恋は、良い思い出

ぽぽぽ

第1話はじめまして、田中です。

 中学2年春、校舎前の人だかり、ガッツポーズをするやつ、本気で泣き出しそうなやつ、その中で僕は、後ろから必死に自分の名前を探していた。


 佐藤『おはよう、どこのクラス?』

 田中『全然うまく見えなくて、ちょっと見て』

 佐藤『いいよ!!……』 

 佐藤『田中は、2組だなー今年は、クラス違うけど頑張ろうなまた部活で、、』


 そう言って佐藤は、走って行った。

 クラス替えは、とても苦手でまた知らない人と一緒に生活すると思うと、学校にすら行きたく無くなる。

 ネガティブな気分で教室に入ると、もうすでに仲の良い感じの人たちが集まって話している。

 さて、ここからどう馴染んでいくか……

 すると、

 高美『おはよう!! 田中君って言うの、よろしくね。』

 田中『あっおはよう! こちらこそよろしく。』

 

 このありきたりな、出席番号順が、

 僕の青春で1番の思い出になるなんて……

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