むし
私は、スマホを取らり出し時計を見た。1
「17時…授業始まってるか…今日は帰ろ…」私は、気が抜けながらも立ち上がろうとした時、遠くから女子生徒達が来た。
「あれ〜?ハエの玲ちゃんじゃん?ここで何してるの?また、他の男のところたかってるわけ?本当お前懲りないね…」私が付き合う前に付き合っていた工の元カノ。今は、私と別れたのがきっかけで、よりを戻したって話だけど、詳しいことは知らない。私が色んな男といるのを妬んで、絡んでくる。
「帰るから…」
私は、一言言って立ち去ろうとした時。周りの女子達が私を押し倒した。これで何度目だろうか、男子のリンチも辛いと思うが女子のリンチは、暴力と精神面がやられる。いじめや暴力に辛い辛くないはない。やられてる側は、終わりの見えない日々を送らなければならない。
私がいじめられている理由は明白だが、直したところで、辞めたところでこの人達の気が晴れるとは思わない。
寛也が風呂場で私のアザを聞いてきた時は焦った。寛也との時間が愛おしすぎで、怪我のことを忘れていた。きっと寛也がこのことを知ったら酷く悲しむと思う。寛也はそいう人だ、どんなに柄が悪い人でも善と悪はちゃんとわきまえている。そして、困っている人には体が動いてしまう人だ、本当に優しい。
女子達はリンチするのも飽きてきて、どこかに行ってしまった。先生達は揉め事に関与したくはなさそうで、見て見ぬふりをしていた。
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