逃亡
「霧ちゃん着いたよ…ここ人通らないし、今日は酷い雨だから、安心して楽しめるね。」相手を油断させよう、そのすきに逃げるんだ。上手くいかないって思うけど、やらないよかはきっといい。
「さっきはごめんなさい。私間違ってた…広昌さん…」お前を訴える!
西島は、嬉しそうにニヤニヤしていた。そして、照れくさそうに私から目を逸らした。私は、その隙を狙ってドアを開けた。かなり勢いよく開いたせいで私は転げ落ちた。
「いっ…た!」やばい、西島が来る!走れ私。
膝は擦りむいて血が流れていたが、この大雨で滲んで足は血だらけになった。それでも私は逃げた、もうどこかも分からなかった。その内後ろから西島の車が来て捕まった。
「俺を騙したな。油断させて逃げるなんて、この糞ガキが、なめてんじゃねぇよ!」
西島は私に平手打ちをした。そして、私の服を全部脱がせ、体全部を舐め、私を犯した。
死んでしまいたい。こんな拷問を受けるなら、いっそ死んだ方がマシだと思う。両手は手錠で繋がれて動けない。どんなに抵抗しても、車が揺れるだけでどうにもならない。叫んでも、雨の音でかき消される。最悪だ。
「霧ちゃん、おじさんの子種注いじゃうぞ〜」声を出すのも喉が枯れて息するのも痛い。早く終わればいいとしか思えなくなった。
私が築いた頃には学校のベンチに座っていた。きっと、終わった後西島が学校に送ったんだ。
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