寝顔

23時頃

「あの…お風呂入らなくて大丈夫ですか?」すっかり忘れていた、明日は土曜日で僕も霧嶋さんもシフトは入ってなかったけど、さすがに眠くなってきたし、服は乾いたとはいえ雨で濡れていたのには変わりない。

「そ、そうだね、お風呂入ってくる」

 そう言って僕は風呂場に行った。鏡に映った、満面の笑みが自分の顔、あまりに気持ち悪くて、自分で自分の顔に引いた。霧嶋さんが入ったあとの湯気が薄く残っていた。自分でもキモいと思うが、堪らず大きく深呼吸をした。その後は、髪や体をいつもより念入りに洗った。

 部屋に戻ると、霧嶋さんは座椅子に座ったまま寝ていた。

 霧嶋さん寝顔も天使だ、おじやおばが『食べちゃいたいくらい可愛い』それの意味がよくわかる。きっと、霧嶋さんは甘い気がする。それより、ここで寝たら風邪ひくし、体痛くするよな。ベッドに連れてくか。

 霧嶋さんを起こそうと近寄った時、霧嶋さんの姿に圧倒された。透き通るような白い肌、目を閉じていても分かるくっきり二重、そして、ぷるんとした柔らかな唇、人形かと間違えそうな容姿に目が釘付けになる。

 これは、流石に起こせない…触っても大丈夫かな。ごめん、霧嶋さん。

 僕は、霧嶋さんをお姫様抱っこという形で抱きかかえた。

「軽?!」あまりの軽さに声でちゃった。風呂場で抱きしめた時は分からなかったけど、女の子ってこんなに軽いもんなのか。

 ベッドに霧嶋さんを寝かせて、僕は床で寝ようと思った時、霧嶋さんの手が僕の腕を掴んだ。

「一緒に寝て…」寝ぼけてる?一緒って、僕のベッド、シングルだし、2人で寝るのには狭い気が。

 それでも、霧嶋さんの手は強く僕を引く。

「わ、分かったから。一緒に寝よ。」

 僕は霧嶋さんを、見るようにして欲に寝た。霧嶋さんが小柄だとはいえ、僕は高身長だ。霧嶋さんがにずらいないか、気にしながらも、今起きている現状に困惑している。

 僕は気になっていることがいつくかある。霧嶋さんが言いかけた『それに…』そして、霧嶋さんが二年の謎。時より出てくる、霧嶋さんの性的話。色々なことが合って忘れていが、ここに来る前霧嶋さんは青姦をしてたんだ。今思えば、霧嶋さんの謎は深まるばかりで寝れる気がしない。

 っと思いつつも僕はすぐに寝た。次に目を開けた時僕は、衝撃的なことに気がつく…

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