廃棄をたべる
午後二時頃
「あれ、霧嶋さん上がりだよね。」話しかけちゃった。でも、霧嶋さんとは会えないのか。
「あっ、はい。えっと…お先に失礼します。お疲れ様でした。」
「お疲れ様です。」霧嶋さんバイバイ…
「おつかれ〜…」山本さんは相変わらずだな。
霧嶋さん帰っちゃった。僕のオワシスが…霧嶋さんいい匂いだったな。明日は霧嶋も休みだ僕も休みか、寂しい。
「ねぇ、あの子なんか怪しくない?男の人だけに優しいというかさ」山本さんの新人の悪口、新しい人が、直ぐに辞める理由も分かる気がする。
「そうですかね。僕は普通だと思いますけど。」ここは、霧嶋さんを守ろう。
「隅田くんが男の子だからだよ。あいう子なんて言うんだっけ?尻軽だっけ、あっ、そうそう男たらしよ」霧嶋さんはそんな人じゃない人当たりがいいだけだ。
「あんまりそいうのは良くないかと。」
「隅田くんは、あいう子がタイプなの?」
「いや、その…霧嶋さんは明るいし、人当たりもいいから周りから好かれるタイプかと」確かにタイプだ、ロリコンってわけじゃないけど、魅力的な部分は確かにあるし、つい目で追ってしまうような子だと思う、というかそう思ってる。残りの時間なんとか持ちこたえよ…
午後七時
「お疲れ様でした。お先に失礼します。」なんとかとか乗り切った。途中のピークも乗り越えらやれたし、今日は疲れた。
「おぉ、隅田くんお疲れ様」西島、戻ってきたのかよあいにく霧嶋さんはいないけどな。
「あっ、店長お疲れ様です。」ガールズバーで飲み疲れて帰ってきたのかな。
「隅田くん、廃棄沢山残ったから持ってて」ラッキー、ウチのコンビニ本来は廃棄持っていっちゃ行けないけど、ここのコンビニはくれるんだよな。夜飯はこれにしよ。
「いつも、ありがとうございます。」節約、節約。
高架下、川沿いにて
「あー、疲れた。ここ人こないし電車がうるさいけど、それも趣ってやつ?。それより腹ごしらえだな。」別に家で食べてもいいけど、マンネリを防ぐためという意味で高架下まで来て食事をしている。
「あっ、、やば、イきそう…」えっ?誰かいる?確かに人気ないし、電車の音でうるさいからヤッテてもおかしくはないけど。バレたらヤバいやつ?逃げる?!どうする…
「ふぅ。お前まじ最高だよ。中だしし放題とかオナホと変わらんやん。やりたくなっらまた呼べよ。じゃあ、またな」終わったのか?か、隠れよう。
「隠れてもバレてるよ」やばい。いや、適当に言ってる可能性も否定できない。あれ?こっち来てないか?!どうする、どうする。
「ねぇ、無視はないと思うよ。適当なこと言って独り言なわけないじゃん。」エスパーかよ。
それから僕は、壁に隠れてうずくまるのをやめて上を見上げた。でも、そこには…
「き、霧嶋さん?」
「あっ、隅田さん」なんでここに霧嶋さんがってことは今ヤッテたのって霧嶋さん…嫌だそんなこと思いたくない。僕の中の霧嶋さんが汚れてく。最悪だ。
「隅田さんでしたか、すみません。でも、隅田さんにはバレたくなかったな。隣いいですか?」霧嶋さん、なんか悲しそう。でも、青感してたんだよな。
「あっ、はい…」霧嶋さんが僕の隣に、でも青感…複雑な気持ちだ。
「隅田さんって一人暮らしですか?」なんで急にそんなこと聞くんだろ。
「えーっと、まぁ、そうです。」
その時急な大雨が降り出した。
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