第4話 最終話~僕の全て~

僕が……慌てて叫び声の方向に

視線を向けると……


『!!!』



亜美が、ある男に刃物を

チラつかされ脅えていた!


『助け、助けて!!いやだーーー!!誰か……!!』


亜美の心臓部めがけて……



その男は刃物を振りかざし

刺そうとした!


僕の足は、無意識に猛スピード

で亜美を助けようと走っていた!



『止めろーーーーー!!!

あッ…………亜美ーーー!!』


男が……僕の声に振り向くと







【グザッッ!!!!】

体中に、痛みが走った!と同時に

鈍い音が……響いた!



《きゃーーーーーー!!!!》

僕の心臓付近に、ナイフが……

刺さった。


亜美の叫び声が響いていた。



男は興奮状態だった。


と……僕に何度となくナイフを

振りかざした。



僕は何度か刺された。

僕は意識が……もうろうとして

道端に倒れ込んだ。



その場に、居合わせた人達は

僕を取り囲み、



『大変だぁーーーー!!!!

人が刺されたーーー!!!』


と現場は、パニック状態だった。




どんどんと……血が流れ

走馬灯が……見え始める。



亜美が血を浴びながら太ももに

僕の頭をのせながら

泣き叫んでいた……




マスターも飛んできた。

『シンジくん!!シンジくん!!

しっかり!!』




2人に見送られ、病院につく頃には……



『大量に出血してます!!!

危険な状態です!!!早く!!!』











僕の好きな色…………



深い深い……深夜の時間帯の

吸い込まれそうなブルー……





~僕の全て~

とは……一体何だったのだろう?





マリアが……微笑み

僕に……キスをする……




僕の芸術……それは……

さみしい人間との……つながり

だったかも




知れない…………












~THE END~

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【~つまはじきモン~僕の全て】 たから聖 @08061012

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