第147話
「みんなー、こんばんわ。最近、雨が多くて嫌だねー」
『こんばんわ、青君!!』
『こんばんわ、青様』
『こんばんわー。そうだね、最近、雨多いよねー』
『梅雨が近いのかもねー』
『わかる、雨うざいよね』
文化祭の劇も段々と完成されつつある今日この頃。
今日はやっとみんなに生ライブの発表ができる。
「そんな雨でジメジメした気持ちを吹っ飛ばせるような、すごい発表をしたいと思うよ」
『マジで気になってた!!やっと発表されるんだ』
『青様の発表って本当にワクワクする』
『tritterで、発表があるって見てから何も手につかなかった』
『ワクワク』
以前からもう少しで発表できるって言ってたから、みんなはもう待ちきれないみたいだ。
「じゃあ、早速、発表しちゃおっかなー。それじゃあ…これ、どうぞ!!」
画面を切り替えて、生ライブの情報をまとめた画像を出す。
「ぼく、青は今年の夏に生ライブをします!!」
『マジか!!』
『ええええええええええええええええええー!?』
『きちゃー!!』
『最高か!!』
『さすが青様。私たちが想像していないことを平気でやってみせる。そこに痺れる憧れるッ!!』
コメ欄が今まで見た中で1番くらいの盛り上がりを見せている。
「やっと、これでみんなに会うことが出来るね。とっても楽しみだよ」
『マジか、生青様に会えるチャンス』
『最高すぎる』
『私も楽しみ。絶対に行ってみせる』
開催する場所は、最初ということや予算的な都合もあって某ドームでするのはまだ早いという結論になり、某アリーナにすることにした。
某ドームではないにしろかなりの人数が見れるので出来る限り、抽選で落ちる人がいなくなればいいなと思う。
「えぇーっと、チケットの抽選は.....明後日からみたいだから沢山の応募待ってるね」
『まじで、死ぬ気で応募する』
『絶対に青様に会って見せる』
『死ぬほど倍率高そう。でも絶対に私が頂く』
『当選したチケット売ったら、数百万くらいは値が付きそうな感じがする。まぁ当選しても絶対に売らないけれど』
当選したチケットが某サイトに売られたりするかもしれないけれど、それはしょうがないよなぁと思う
前世からそういうこと会ったし。
「みんなと会うまでにはもっとダンスとか歌とか体づくりしておくから、楽しみにしててね。買ってくれた人には後悔させないようにするから」
『青様に会えるってだけで、後悔する人なんていないと思う』
『私、今日から青様に会うためにダイエット始める。絶対にライブまでには間に合わせてみせる』
『青様は今でも可愛いんだから、無理しないでね』
「抽選は二回くらいあるみたいだから、一回落ちちゃったからって諦めないでもう一度応募したらあたるかもだから、頑張ってねー。それでも落ちちゃった場合はネットチケットがあるから現地に行きたくてもいけないって人はネットチケット買ってくれると嬉しいな。さて、宣伝も済ませたから、今日はこの辺りにしようかな。明日は.....ライブの練習があるから、また明後日ね。またねー」
『またね、青君』
『絶対に行ってみせるから』
『当選して見せる!!』
『今から毎日、神社行かなきゃ!!』
『今日から人助け始めよ』
配信を終わらせtritterで配信の事と事務所から出されたライブの情報をリツイートして、エゴサーチを開始すると、チケット抽選に当選するために神社へ行く人だったり、ライブが嬉しすぎてまともにツイートできていない人が沢山で面白かった。
ライブ、緊張するけれど楽しみだな。
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