第65話
デビュー配信から数日が過ぎた。
家に帰って来ると、母さんと梨美がめちゃくちゃ褒めてくれたり、由利と愛梨さんもメッセージをくれたりしてすごく嬉しかった。
学校は突如、休校になったりもしたけれど。
まさか、あんなに影響を及ぼすなんて考えてもいなかったし。次からはしっかりといろいろ考慮してからイベント事とかをしようと考えた。
さて、それよりも今日は家にいいものが届いた。
それは.............。
「これだ!!」
ダミーヘッドマイクと呼ばれるもので、ASMRに使われていたりするものだ。
僕もスーパーチャットやらメンバー登録、それに広告収入でそれなり.............というか一般的な高校生が持っているお金としてはありえないくらい稼いでしまっているのでお金が溜まっておりこれくらいのものは買っても良いかと思い思わず買ってしまった。
ものすごく高くて、最新のもので凄いらしい。
他にもいろいろASMRで使えそうな器具は沢山買ってみたりした。
最初はメンバー限定配信とかで反応を確かめたいな。
いや、逆にメンバーに入ってもらっている人がかなりいるし、ASMRはメンバー限定配信にするか?
でもいろんな人に見てもらいたいし.............今考えても仕方が無いか。後で理恵さんと相談しよう。
「ただいま、お兄ちゃん。何してるの?」
「お帰り、梨美。いいところに来たね」
「これって..........」
「梨美には実験台になってもらおうかなー」
梨美には一緒に買ったイヤホンをつけてもらい、もろもろ準備してから試しに右耳から。
「どう?きこえてるかな?」
「っ!!う、うん。聞こえてるよ。お兄ちゃん」
ビクンッと反応して頬を真っ赤に染める梨美。
反応は結構いいみたいだな。
「こっちはどう?」
「聞こえてるよ、お兄ちゃん」
「じゃあ、まずは試しに定番の耳かきからかな」
いろいろ買ったものの中の一つである耳かきからやってみる。
梨美の反応を確かめつつ少しずつ少しずつ掻いていく。
「どう?気持ちいいかな?」
「ヒャッ!!きもちいいよ。おにいひゃん!!もっとして!」
「はいはい」
すっかり蕩けている梨美。
その後もいろいろ試してみると、反応はどれも良好で梨美はトロトロになっている。
「じゃあ、最後に。耳舐めしちゃおうかな」
「え?..........っ!?」
文字通り耳を舐めることであるけれど、これは少しエッチだし今の配信プラットホームじゃ水音とかたてられないから他の配信で別枠で取ってみよっかな。
そんなことを考えながらもしっかりと反応をみて舐めてみる。
最後にはびくびくと体を痙攣させながら「お兄ちゃんだいしゅき」と連呼している梨美が完成してしまった。
その後、家に帰ってきたお母さんと用事で少し外出していた白金さんにも同じことをしてみると、同じようにして狂ったように僕の名前を呼んで失神してしまった。
これは.............年齢制限とか掛けたほうがいいのか?
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