第4話


 っててて‥‥‥。


 ここって‥‥!


 俺は再びあの森に来ていたのだ。

 

 なんでだよ、愛といいところだったのに!


 キーンコーンカーンコーン。


「二時間目の授業は算数です」


 木の上にあるスピーカーから聞こえてくる声。


「またかよ?!」


「一問目、原点を0とする座標平面上の曲線‥‥‥‥」


「は??算数じゃねぇのかよ?!えっと‥‥、この問題大学受験で勉強したような気がする‥‥あー!でも思い出せない!」


「不正解です。一年前からやり直して下さい」


「おいおい、マジかよ!」


 そして次の瞬間、地鳴りと共に俺はまた地面に吸い込まれていった。

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