第17話  久しぶりの手書き

眠い。今日は寝坊した。いつもだったら寝る前にスマホの目覚まし機能をセットして寝るのだけど、昨日は忘れた。


午前2時まで息子の大学入学の資料を準備していた。中身を書くのは息子で、保証人欄は夫。その他のネットでの登録は息子と私でやった。私のスマホで学生証用の写真の加工をしてアップしたのだけど、エラーが出てうまく出来なかった。息子のはAndroidなので試しにそっちで加工してアップしたらうまく出来た。「iPhoneの方へ」と言う注意書きが画面下の方に書いてあって、アップする方法が書いてあったのだけど説明が足りなくてよく分からない。今時iPhoneで一回で登録出来ないソフトなんてあるのかとビックリした。Androidはその一手間の工程がなく簡単に出来たみたいだ。


一気に準備を仕上げて明日出したかったので息子に封筒の宛名書きも頼んだら「疲れたからまた明日」とか「もう寝ないと」と言っていたので、私が宛名書きをする事になった。最近はボールペンで文字を書くと言うことも殆ど無いので下書きせずに一気に書いたのだけど、宛先は左に曲がって字のバランスも悪くひどい有様だった。見るに堪えないので、もう一枚書いた。新しく書いたものと最初に書いたものを比べてみたけど、どちらも酷く、まあ2回目の方がいくらかマシだったのでそっちの封筒に書類を入れた。これを午前中に郵便局に持って行って書留にしてもらう。


滅多に起こることでも無いけど、こう言う時に限って何が起こるか分からないと言うことも稀にあるので大事な書類は早めに送ってしまおう。もしも期限以内に大学に届かなかったなんて事があったら入学取り消しになってしまう。そんな事になったら大変だし、大学の気が変わらないうちに手続きを終わらしてしまおうと夫と冗談混じりに言っていた。既成事実(笑)


この大学は私も高校生の時に一般受験で落ちたところだ。そこに息子が自分の実力よりもかなり上なのに運良く推薦で受かってしまった。あんなに勉強しなかったのに。最近は殆どが推薦を利用して進学するとも聞いていたけど、あんなに簡単に受かってしまって良いものかと思う。まあ、親としては嬉しいのもあるけど、複雑な心情もある。本人も今になって入ってからついていけるかなと心配になっていた。


まあ頑張れとしか言えないのだけど、これも就職や結婚等と同じでご縁だと思うので、そのご縁を大切に真面目に夢に向かって勉強を頑張って欲しいと思う。

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