第5話

 貴史は部屋から出ると、落ちている斧を拾った。

 効果時間は、約3時間程。あまり乱用はしたくはない。副作用がどうなのかまだ分かっていないからだ。

 研究所の中なら、なんとかすぐに出られそうだが、問題はその後だ。

 警察。未知の薬を作っている。勾留される。身の安全は保証されるかもしれないが、自由がなくなるだろう。

 他の研究所。同じ穴のムジナだ。それだけは避けたい。どうしたら、いいのだろう?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る