第3話
「お買い上げありがとうございます!またのお越しをお待ちしております!」
俺は愛莉から頼まれていたお使いを終わらせ店から出ると
「あれ、にぃこんなとこで何してるの?」
妹の欄がいた。紹介しよう名前は星空欄(ほしぞららん)小学4年生だ。
「愛莉から漫画買ってきてくれて頼まれててな、で欄はこんなとこでなにしてるんだ?俺今から学校まで迎えに行こうとしてたんだが」
「うん?あ〜蘭ねボールペンのインク買いに来てたの」
「…金あるのか?」
「…ないよ?」
「どうやって買う気だ?」
「…」
この子はバカなんじゃないだろうか兄ちゃんちょっと心配だ。
「あ!今私のことバカだと思ったでしょ!」
「思ったよ」
「嘘つかないで!思ったで…あ思ったんだ」
「はぁ〜仕方ない俺が買ってやるよ」
と俺はなけなしの金を出そうとするのだが
「チッチッチッ!甘いねにぃは欄にはまだ秘策があるの!」
「あ、すいませんこれ会計お願いします」
「て、聞け〜〜〜〜‼︎」
うるさいな後ろの仔猫
「ねぇ無視しないで!蘭の話」
「はいボールペンのインク」
「聞い…あ、ありがとう!にぃ!」
「どういたしまして、じゃあ帰るか」「うん!」
この子さっきまで無視されて不機嫌だったのにもう忘れてらぁーバカな上に単純とは兄ちゃんお前の将来が心配だてか結局秘策て何だったんだ?まぁいいか。
ー家ー
「「ただいまー」」
「「「「「「おかえりー」」」」」」
あれ?6人分の声がしたってことは姉貴も親父も帰ってんのか
「お〜やっと帰ったか2人とも今日はタコパをするぞ〜!」
またこの父親は急に変なこと言い出して
「俺はヤダよめんどくさい。それに、他のみんなだってやる気ないんじゃ」
「「「「「「ある!」」」」」
珍しい事もあるもんだ特に愛莉と凛はこうゆうのは自分の気が乗らないとしないのに。うん?待てよてことは
「おい、凛、愛梨2人がこうゆうのに参加するとは珍しいじゃないか何か餌に釣られたな。もしくは、弱味を握られたな」
「そ、そそそそそんなこと、あるわけないじゃかいか。全く兄者は失礼だな〜」
「ホントだよお兄ちゃん!まさか僕がお兄ちゃんの大事にしてたフィギュアをむしゃくしゃしてたから壊してそれをお父さんに、見られて弱味を握られたとか、そんなことある訳ないじゃないか。」
ほうほう、凛がタコパに参加する理由わわかった…て
「まて!凛壊したフィギアはどれのことだ!」
「な、なにを言ってるの?僕が壊した?まさかそんな訳ないじゃんピ〜ピッピ〜ピピピ〜」
こいつそんなんで誤魔化せると思ってるのか?目が泳ぎすぎなんだよ!それに口笛上手いの腹立つなこいつ口笛上手いてことは変態だろ。偏見てのは良くないがいっちょ試してみるか。
「まぁフィギアのことは一旦置いて置くとして」
「はぁ〜よかった〜バレなくて」
こいつ小声で今よかった〜バレなくてとか言ったなまぁいい
「そういえば凛お前確かこの前俺がパンツ洗っといてくれて頼んだ洗濯物すぐに洗濯せずに一旦自分の部屋に持って行ってたがあれはなんでだ?」
「な、ななななんでそんなこと知ってるの?あの時お兄ちゃん直ぐにどっか行ったはずじゃ」
「あのあとすぐ戻ってきたのさ忘れ物しててね」
「……」
ポカ〜ンと口あけてバカ面晒してやがるぷぷぷ
「はあ〜お前はいったい何をしてたんだろうな俺の脱ぎたてのパンツでなにをさぁ言ってもら」
「そういえば思い出した僕が壊したお兄ちゃんのフィギア確か服が脱げる特性のやばいフィギュアだった」
「なんじゃとーーーーーーー‼︎‼︎お前俺の宝物になんてことを〜」
と俺が嘆いていると
「はいはい2人ともそこまでだよそろそろタコパ始めようよ」
「お〜ホントだぞそんなどうでもいいことは置いておいて始めるぞ」
と愛梨と親父に言われたので俺達の言い合いはここで終わったのだった。ところで親父よこの話はどうでもいいことではないぞ。まぁいいか終わった事だし
「ところで愛梨ねぇさぁ」
「どうしたの?欄」
「凛にぃがタコパ参加するのも意外だけど愛莉ねぇが参加するのも意外だよね何を握られてるの?」
確かにそうだすかっり忘れてた愛莉が参加するのも何かあったはずだナイスだ欄。さぁ言え愛莉お前は何を握られている!
「おっぱい」
「は?」
何を言ってるんだこいつはとうとう狂ったか
「だから、私はおっぱい握られるの!実際にはお父さんにタコパ参加しないとその豊かに実った乳揉みしだくぞー!て言われて私怖くて」
「えっ?ちょ愛莉何言ってるの?お父さんに向かって免罪もいいとこだぞ⁉︎」
「「「「「「親父(お父さん)最低!」」」」」」
「まぁ冗談だけどね」
「「「「「「知ってた」」」」」」
「な、お前達お父さんをからかってそんな面白いのか⁉︎」
「「「「「「「うん!」」」」」」」
可哀想な親父皆んなからいじられて。あ、不貞腐れた
「もう貴方ちょっとからかってみただけじゃない不貞腐れないの!」
「そうだよお父さんちょっとからかっただけじゃない」
いや母さんに明里よ確かにからかったのはちょっとだが、俺たちが親父に向けてた目はゴミを見る目だったからそっちにやられたんじゃないか。とまぁこの日はこの後みんなで楽しくタコパをして終わったのだった。だが夢にも思わなかったこの日みんなが寝ついた後にあんな事があるとは。
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