第3話 「学校に登校するべし!」

「わたしもかばんに入って行くわ!」

と、無茶な事を言い出して学校についていくとわがままを言い出したハート。

桜さんには、ばれないといいな、、、。そんな事を思いつつ、外に出た。

そこには、不機嫌そうな顔をしている桜さんがいた。

「随分待たせてくれたのね、、、。いいご身分だ事。」

ビクッと体が震える。落ち着け、落ち着けと心の中でささやく。

「ちょっと聞いてるのー?無視とかサイヤクなんですけどー。」

「う、うん。聞いてるよ。」

私は、すばやく返事をする。

「ま、とりあえずかばん持ってよ。」

と、どさっとかばんを投げつけてくる。

いくよ、とすたこらいってしまう桜さん。私はその背中にゆっくりついて行った、、、。

教室について、桜さんにかばんを渡す。

ふと、周りを見ると先生がいない。周りの会話を聞くと今日は少し遅れてくるんだそうだ。

私は、これは大変だ。

と思った。桜さんは先生がいない時を狙って虐めてくるのだ。私は、桜さんにばれない様にトイレに駆け込んだ。

はぁはぁと息を切らしながらトイレの上に座った。かばんの中からンーンーと声が聞こえる。

急いでかばんを開けると、ボワンッと言う白い煙の音と同時にハートが出てきた。

「あぁーーー!もう我慢できない!ちょっとあの桜って子に1発ガツンと言ってくるわ!」

「あぁー。落ち着いてー!」

でも、、、と私の為に怒ってくれるハートちゃん。

少し、、、嬉しい、、かな?

そんな事を思っていると、キーンコーンカーンコーンと8時のチャイムがなる。

「あ!もう教室にもどらなきゃ!」

トイレから出て教室に入ろうとしたけれど、、、。

手が震える、、、。桜さん、、。怒っているだろうな、、、。

すると向こうからハートの

「きゃーーーーー!!!」と言う声が聞こえた。

私は、ハートが誰かに見つかったのかも!と思い急いで駆け出した。

するとそこには、ハートだけがいた。

「よかった、、、。」と思ってハートに近づく。

んっ?なにかハート以外のものが、、、いる!

ばっ!とハートの所にいくと何だか星の形の生き物が!

い、一体どういうことー?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

忍びとりかの大冒険 うさパンダ @ponnmino

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ