09. 旅は道連れ

 今日も朝から、お姉ちゃんと冒険者ギルドに行く。

 私たちが中に入ると、一瞬喧騒が止んだ気がしたけど、今はざわざわしているからきっと気のせいだ。


「お姉ちゃん、今日はどんな依頼を受けようか?」

「そうねぇ、またおいしいお肉の依頼はあるかしら」

「お肉は依頼じゃないよお姉ちゃん……。魔物退治だよ……」


 そうだったわねぇと呑気なお姉ちゃんを尻目に、私はクエストボードを目指してギルドの右手側へと向かう。するとそこへ、ライトアーマーを身に着けて大剣を持った茶髪の青年と、軽装で弓を持った乙女が目の前に現れた。


「お嬢さんたち、少しいいかい?」


 茶髪の青年が話しかけてくる。何だろう。私は少し警戒しながら頷く。


「はい、なんでしょうか?」

「そう警戒しないでくれ。俺は戦士のバルト。こっちはレンジャーのレイン」


 バルトと名乗った青年の隣の、レインと紹介された乙女はじっとこちらを睨んでくる。私、何かしたかな……。


「私は蒼です。こっちはお姉ちゃんの雫」

「雫よぅ。よろしくね」

「アオイにシズク……。変わった名前だな」

「それで、何かしら?」


 お姉ちゃんがバルトさんに先を促す。


「実はダンジョンに行くんだが、後衛が不足していてちょっと心配でね。よければお嬢さんたちに手伝ってもらえないかと、声をかけさせてもらったんだ」

「私たち、一昨日冒険者登録したばかりの初心者です。お役に立てるとは思えません」

「ほら! やっぱり初心者よ! バルト! 二人の方がよっぽど安全だわ!」


 レインさんは私たちを睨みながら叫ぶ。やっぱり何かしたのかな……。そんなレインさんの声を無視してバルトさんは続ける。


「登録したばかりなのは知ってる。君たちは二日前から話題になっているから。でもちょうどソフィアさんに後衛の件を相談したら、君たちを紹介されたんだ」

「ソフィアさんに?」

「あぁ、職構成もちょうどよくなるし、Cランク少数で行くようなダンジョンで既に下層まで探索されてる。そこまでの危険もないと思うんだが、どうだろうか?」

「お姉ちゃん……どうする?」


 私はお姉ちゃんに尋ねてみる。お姉ちゃんの勘を聞いておきたい……。「んー……」とちょっと悩むそぶりをみせてから、お姉ちゃんは続ける。


「いいと思うわよぉ。そんなに危なくなさそうだし、楽しそうだし」

「お姉ちゃんがそう言うなら……」

「そうか! 助かるよ!」

「バルト! 私はまだ納得してないわ!」

「ま、まあレイン、いいじゃないか。Dランクとはいえレッドタイラントバッファローを狩れる実力者で、おまけに魔術師だ。お前の索敵と合わせれば、道中の安全性も格段に上がる」

「それは、そうだけど……」


 言い合っているバルトさんとレインさん。そこへお姉ちゃんがレインさんに言う。


「雫たちは敵じゃないわよぉ」


 と、ニコニコしながら言っていた。そうだよ、私たちは敵じゃないよ! お姉ちゃんの声を聞いて、レインさんは「私はまだ認めてないし二人で十分なんだからね! 」と言いつつ渋々納得したようだった。


 準備をして三十分後に再度ここへ集合となったので、私はお姉ちゃんとギルドの椅子に腰掛けている。手持ち無沙汰だ。いつもストレージに所持品全てを入れているので、準備らしい準備がない。目的地の情報を調べるくらいだけど、それも終わってしまった。敵はアンデッドがメインで出てくる。トラップはダンジョンなので、復活しているから注意。もっとも、私とお姉ちゃんでは防御するしかないので、解除はレインさん頼みだけど。なのでお姉ちゃんと雑談しながら待っていたら、バルトさんとレインさんがやってきた。


「早いな、もう準備できてるのか?」

「初めから準備できてますから」

「にしてもそんな軽装じゃ……そうか、そのかばん魔術具か」

「そうよぅ」

「いいなあ。俺たちもいつか持ってみたいもんだ」

「ふん! そんな高級品持ってたって初心者なのは変わらないわ!」

「レイン落ち着けって。それじゃ行こうか。移動は馬車を待たせてあるからそれに乗って二時間くらいだ」

「はい」「はぁい」


 私たちはギルドを出て、城門へ歩く。するとそこに、待っているという一台の馬車があった。どうやらダンジョンのある東方面の村へ行く商人の馬車で、通り道なので近くまで乗せて行ってくれるとのことらしい。

 よろしくお願いしますと挨拶をして馬車に乗り込む。

 道中、私たちは互いの闘い方を教え合う。


「ソフィアさんから魔術師と聞いているが、どういう闘い方をするんだ?」

「お姉ちゃんが補助と回復、私が妨害と攻撃です」

「回復ってことは聖属性か! 浄化もできるか?」

「アンデッドと闘ったことがないからわからないけど、魔術は覚えてるわ」

「そうか、試してみて倒せるようなら助かるな。俺たちはレインが索敵とトラップ解除、俺が敵の注意引き付けと防御。攻撃はレインが弓、俺が大剣で二人でやっている」

「バルトに敵が行く前に私が倒すんだから! 二人の出番はないわ!」

「まぁレイン、彼女たちに攻撃してもらえればお前は索敵に集中できるだろ? そうしてくれれば俺は助かるぞ」

「それなら……それで、いいけど……」

「というわけだ、レインが索敵して、来た敵は俺が抑えるから二人は攻撃と補助を頼む」

「わかりました」「わかったわぁ。よろしくね、レインちゃん」

「馴れ馴れしく呼ぶなあ!」

「…………大丈夫か」


 そんな話をしていたら、やがてダンジョン近くに着いたらしく、商人さんが教えてくれる。

 私たちはお礼を言って馬車を降りる。ここからダンジョンまでは歩いて三十分くらいの道だった。

 ここまでの道は森の中にできた道って感じだったけど、ダンジョンの前は森が開けていた。

 ダンジョンは石造りの四角錐の建築物で、例えて言うなら形はピラミッド。四方に灯籠のようなオブジェがあって、外壁の岩は苔むしていて歴史を感じさせる作りになっていた。

 お昼時ということもあり、私たちはダンジョンに入る前に軽食をとる。実は携行食を食べるの初めてで、どんなものか楽しみだったんだよね。お姉ちゃんとわくわくしながら口にする。いただきます。


 …………。


 もそもそしてあんまりおいしくない。味は、しょっぱい? 甘い? あんまりしない。味のしないオカラの塊食べてるみたい。私たちの世界のブロックタイプの栄養食とは、ちょっと違うみたい。

 お姉ちゃんと顔を見合わせて苦笑いして、私は水で流し込む。ごちそうさまでした。今度おいしいの作ってみようかな……。

 気を取り直して、ダンジョンね!


「中は意外と明るいのねぇ」

「明かりの魔術具が作動しているからな。これがないと大変だ」


 レインさんを先頭に、バルトさん、お姉ちゃん、私の順番で中へ入る。中は思ったより暗くなく、明かりの魔術具が作動しているみたい。ダンジョンが出現した時からあるらしい。魔力を周囲から吸収してるのかな、どれくらいの間動き続けてるんだろう。

 たまにレインさんがストップの号令をかけて何かしている。トラップ解除してくれているのかな。

 レインさんがオーケーを出して私たちは進んで行く。それを何度か繰り返していると、レインさんがまた立ち止まった。


「敵がいる。二体かな。音からすると多分ゾンビ」

「わかった、俺がやろう」


 前に出るバルトさん。大剣を構えて少しすると、レインさんが言った通りゾンビが二体現れた。


「うぉおおお!」


 ゾンビへ走って行き、大剣を横薙ぎにするバルトさん。一瞬で首を断たれたゾンビ二体は倒れ、動かなくなった。

 すごい、一撃だ。

 大剣を肩に担いでこっちを見るバルトさん。するとレインさんが一目散にバルトさんに駆け寄ってバルトさんを褒め称える。


「さっすがバルト!」

「これくらいならなんとかな」

「バルトさんすごいです!」

「あっという間だったわねぇ」


 私たちも称賛する。しかしレインさん、バルトさん相手には普通なのに、なんで私たちには……。疑問に思いながら二人を見ていると、お姉ちゃんが小声で教えてくれた。


「レインちゃんはねえ、多分バルトさんが好きなのよぅ。雫たちも女の子でしょう? だから、気さくにバルトさんが雫たちに話しかけるのを見て、バルトさんが取られると思っちゃったんじゃないかしら」

「あぁ、そういうこと……。そんなつもりないのに」

「雫と蒼ちゃんはらぶらぶだもんねぇ」

「はいはい」


 そんな会話をお姉ちゃんとしていると、バルトさんがゾンビの残骸から魔石を取り出した。


「あったあった。この魔石を集めるのが今回の目的だ。できれば最下層にいるリッチの魔石を集めてくれって、依頼主から言われているんだ」

「わかりました」


 魔術具のかばんということで、魔石をバルトさんから預かってしまう。本当はストレージだけど……。騙してごめんなさい。

 そんな感じで道中をほとんどレインさんの索敵と、バルトさんの攻撃だけで切り抜けていく。流石に私たちも働かないとな……。


「バルトさん、次、私とお姉ちゃんがやります。浄化も試してみたいですし」

「そうか? じゃあ頼む」

「ちょうど敵の気配よ。私たちの足を引っ張らないようにしっかりやりなさいよね」


 出てきたのはスケルトン四体だ。ゆっくりと、だけど一歩ずつこっちに近づいてくる。私とお姉ちゃんはバルトさんたちの前に出て構える。


「お姉ちゃん、足止めするから浄化してもらっていい?」

「わかったわ」


 私は足止めの魔術を詠唱する。『水 塊 凍結』。

 

『アイスブロック』


 スケルトンの足元に水の塊が現れ、床側から凍り付いていく、それはやがて氷塊となりスケルトンの足全体を凍らせ、さらに伸びて下半身をも凍らせた。そしてスケルトン四体は動けなくなり、手だけ動かしている状態になった。ちょっと気持ち悪い。


「いくわよぉ」


 お姉ちゃんが詠唱する。お姉ちゃんの攻撃魔術って実戦で初めて見るかも。成功するといいけど……。


『ピューリファイ!』


 お姉ちゃんが前に突き出した手が明明と光り出し、その光がスケルトンへと届く。光が当たったところからスケルトンが塵になっていく。やがてスケルトンがいた場所には四つの魔石が残るだけになった。


「成功してよかったわぁ」

「浄化できたね! お姉ちゃん!」

「瞬殺だったな」

「これくらいでいい気にならないでよね! 私とバルトだって瞬殺できるんだから!」

「レインさんが索敵してくれたおかげで、詠唱時間がありました。ありがとうございます」

「ありがとうレインちゃん」

「ふん! 私ならこれくらい当然よ!」

「お前もうちょっと素直にだな……」

「バルトは素直な方が嬉しいの?」

「パーティは仲良くするもんだ」

「……わかったわ」


 お姉ちゃんに話を聞いてから、レインさんかわいいな……。バルトさん気づいてあげてって応援したくなってくる。お姉ちゃんも「ふふふ」って笑ってるけど、これ気づかないバルトさんにちょっと怒ってるやつだ。

 私たちは先へ進んで行き、階段を一つ降りた。この先は中層らしい。今回のダンジョンはさっきまで私たちがいた上層、今いる中層、そして目的地の下層に分かれているとのこと。

 中層もレインさんのトラップ解除と索敵に助けてもらいながら、敵を倒していく。敵はグールになったり、数が増えたり手強くなってきた。


『パワーアップ』『マジックパワー』『デクステリティアップ』


 お姉ちゃんの補助魔術が私たちに掛かる。

 レインさんたちが前方のグールに対応する。レインさんの射った矢がグールに刺さり、たじろいで足が止まった。そこへバルトさんの大剣が一閃して、防ごうとしたグールの手もろとも首から切断する。

 お姉ちゃんと私は後方だ。私は後方のグールを水魔術や土魔術を使って足止めする。その隙にお姉ちゃんが浄化魔術を唱えてグールを塵へと変える。私も余裕があったら、攻撃に参加して燃やしたりする。

 

「流石に中層になると数が多いな」

「そうですね」


 そうして進んで行くうちに、ちょうど下層への階段を発見した。するとお姉ちゃんが提案する。


「ちょっと休憩しましょう。お水が飲みたいわぁ」


 お姉ちゃんの一言で、私たちは休憩しようということになった。

 階段に座る私たち。敵が寄らないように、敵避けの結界をお姉ちゃんが張ってくれた。どさっと座り込んだのは、バルトさんではなくレインさんだ。さっきからレインさんが喋らないし、肩で息をしていてとても疲れているみたい。お姉ちゃんが近寄る。


「レインちゃん、大丈夫? お水飲める?」

「大丈夫よ。……ありがとう」


 大丈夫と言いつつも、お姉ちゃんから渡されたお水を受け取ってあっという間に飲み干すレインさん。私はコップを受け取ってお代わりをいれて、レインさんに渡す。ずっと索敵とトラップ解除してもらってるから、疲れちゃってるんだね。ありがとうございます。


「この水さっぱりとしてるわね」

「あ、ハーブと果汁が入ってるんです。疲労回復にいいので」

「今ヒールするわねぇ」


 お姉ちゃんはレインさんに向けて詠唱する。


『ハイヒール』


 レインさんの体が、強い乳白色の光に包まれる。


「嘘……。疲れがない……。回復した」

「どうかしら?」

「あなた、こんな上位のヒールもできるのね。ありがとう。助かったわ」

「いいえ。回復してよかったわぁ」

「私、あなたたちに冷たく当たってたのに……」

「そんなことないわ。一生懸命、雫たちがトラップに掛からないように、敵に襲われないように、レインちゃんは助けてくれたわ」

「そうです! 私たちが詠唱できるのはレインさんがしっかり索敵してくれたおかげです」

「……ありがとう」


 そう言って笑うレインさんはとってもかわいかった。


「……仲がよくなったようで何よりだ」

「バルトさん、あなたはレインちゃんをもう少し労ってあげるべきだわぁ」

 

 私もそう思う。

 休憩してレインさんもだいぶ回復したので、私たちは下層へ向かう。中層まではただの臭気だったけど、下層は一風変わって、なんだか独特の嫌な雰囲気がある。夜のお墓を歩くような、そんな雰囲気だ。

 私はお姉ちゃんにちょっと寄る。怖いわけじゃないんだけど、ね。


「敵がこっちにくるわ。さっきより気配が強い気がする。あと速いわ」

「リッチか?」


 バルトさんの問いかけに、レインさんはこちらをむいて頷く。私たちは構える。そこへ現れる一体のリッチ。敵もこちらを捉えたか、一気に迫ってくる。宙に浮いているからか、今までのモンスターと比べてとても速い。

 あっという間に私たちに近づいて、リッチは右手でこちらを薙ぎ払ってくる。それを大剣で防ぐバルトさん。リッチと力比べをして押し勝つ。

 一度退いたリッチの前方に魔術陣が現れ、魔術を詠唱し始める。『火 弾』……これは……ファイアボールだ!


「バルトさん、引いてください! ファイアボールです。私が防ぎます」

「頼む!」


 そう言って少し下がるバルトさん。私は水の魔術を詠唱する。『水 弾』……。ファイアボールならこれで大丈夫!


『ウォーターボール!』


 通路を水の弾が、バルトさんの脇を通り一気にリッチに向かって飛んで行く。そこへリッチが放ったファイアボールがぶつかり、シュウッという音とともにファイアボールが消えていった。ウォーターボールも逸れて通路の壁に当たる。


「助かった!」

「はい! それで、どうしましょうか?」

「俺とレインで足止めして、シズクさんが一気に浄化してくれ! アオイさんは今みたいに呪文の妨害を頼む!」

「わかった」「わかったわぁ」


 私も了解と頷く。

 バルトさんが大剣を振りかぶってリッチへ斬り掛かる。リッチはそれを右手で受け、左手で逆に薙ぎ掛かってきた。しかしそこへレインさんの射る矢が左肩へ刺さり、動きを逸らす。

 リッチは器用にも両手をバルトさんとの戦いに動かしながら、口では魔術を詠唱する。しかし火属性の魔術しか使えないのか、ファイアボールの連発だけだ。

 私はバルトさんに当たらないように、ファイアボールができたそばからウォーターボールをぶつけて打ち消していく。

 やがて膠着状態となったのか、両者の手は動きつつも足の動きが止まってる。今だ! 詠唱を終えて発動だけを待っているお姉ちゃんに、私は呼びかける。


「お姉ちゃん! 今!」

「はぁい!」


『ピューリファイ!』


 お姉ちゃんの浄化魔術の光が、明明とリッチへ迫って行く。光に包まれたリッチはあっという間に塵へと変わっていき、リッチの魔石だけが残された。


「ふぅ、なんとかなったな」

「そうですね」

「やったわぁ」

「倒したのね!」


 はしゃぐ私たち。バルトさんは魔石を拾い上げて言う。


「これがリッチの魔石か。綺麗だな」

「魔力も今まで手に入れたものより多いわねぇ」

「本当だ、魔術具にしたらいいのができそう」

「そうなんだ。今回の依頼も魔術具師からなんだよ」

「そうなんですね」「へぇ」

「できたらもう何個か欲しいんだが、協力してくれれるか?」

「えぇ、もちろんよぅ」

「わかりました」


 私たちは引き続き下層でリッチ狩りをした。レインさんの索敵は本当に丁寧で、必ず先に敵を見つけてくれる。


「アオイの詠唱時間は私が守るから、あとは頼むね」


 最初と違ってこんなことを言ってくれる。嬉しい。

 私たちは同じ戦術で、グールなども倒しつつ、リッチを追加で四体ほど倒した時、レインさんがはっとして後ろを振り返って慌てて言う。


「みんな止まって! 何、これ……。邪悪な気配がする……」


 私とお姉ちゃんは顔を見合わせる。魔力感知をしてみると、確かに巨大な魔力がこっちにやってくる。


「本当ね、リッチと比べ物にならない魔力がこっちにやってくるわ」

「私も感じる。これ、強いやつだ」


 それが、あいつらとの初めての邂逅だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る