弁証法にかんする感想

こうなるとただの感覚論なんだが、私には、感覚と論理との区別がよくつかないのであるが、結局論理というのは存在しないはずだ。ゆえに論理的思考というのも存在しない。科学的概念というのも私が持っている感覚と変わらない性質であると考えた。

現象が原因と結果に従うという性質も、経験的に与えられた事実としては存在しない性質である。


それで大衆的な角度からみると、理性という言葉に含まれている意味が感覚と反対の概念であると受け取っているんだろうが、私は実際それらがまったくの同一概念を指し示している内容であったと疑うものである。


そして、論理的思考を制御し、掌握する前頭葉という部位と、感情を担当する視床下部が、それらの存在が論理的思考の実在を証明しているとは決していえないし、そういう証明が論理と感覚が同一概念であるとの把握を止めることはない。こういう神経科学的証明は、恒常的な根源としての物質という哲学的観点から否定されるべきである。また、虚無主義というイデオロギーというのがあるが、実際虚無というのは私のような人間が主張する物質と別ではないと考えている。

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