第2話
心が砕け散った日から更に私の日常は灰色になった。クラスでのいじめを無抵抗で受け入れるようになり、家でも両親や兄に愛されようと構って貰いたいと言う気持ちが消えて何も期待する事は無くなった。
そして私は笑い方を忘れてしまった。私には、もう感情が分からなくなった。怒る事を忘れ、楽しむ事を忘れ、泣く事を忘れ、私はただただ日々を過ごすだけのお人形になった。
周りの人達はそんな壊れた私を見て喜んだクラスの人達は、従順になった私を見ていじめが学校側にばれる事は無いと言いかつストレス発散の良い道具が出来たと喜んだ。
家では、両親と兄が何も言わなくなった私を見ても何も言わなかったいやもしかしたら私の変化に気づかなかったのかも知れない。
そして私は、思い知った。
私は誰からも必要とされない。だったらどうして今を生きているのだろう…と
学校では、何故か分からないけれどいじめのターゲットにされ、家でも私は要らないあの両親は兄が居たら良いと言う家。勿論親族も私の事に興味など無い。
私が自殺を考えるのは、ある意味必然だった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます