第2講 日本は、君達の植民地ではない。

第2講 日本は、君達の植民地ではない。


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甲:昨日、外人が英語で道を尋ねてきやがった。


kou : kinou gaijin ga eigo de michi wo tazunete kiyagatta.



乙:そういえば、日本から帰国した外人に関する「冗句ジョーク」があったな。


otsu : souieba nihon/nippon kara kikoku shita gaijin ni kansuru "joke" ga attana.



甲:どんな「冗句ジョーク」だ?


kou : donna "joke" da?



乙:「日本は英語が通じないから苦労しただろう?」と尋ねられたのさ。


otsu : "nihon/nippon wa eigo ga tsuujinai kara kurou shita darou?" to tazunerareta nosa.



甲:それで、その外人は何と答えたのかい?


kou : sorede sono gaijin wa nanto kotaeta nokai?



乙:「苦労してないよ。何故なら、彼らが苦労して英語で話したからね。」


otsu : "kurou shite naiyo. nazenara kareraga kurou shite eigo de hanashita karane."



甲:連中は、自分達に合わせて英語で話すのが当然だとでも思っているのか?


kou : rentyuu wa jibuntachi ni awasete eigo de hanasu noga touzenda todemo omotte irunoka?



乙:ああ。傲慢だな。「日本は君達の植民地ではない。」と言ってやりたい!


otsu : aa. gouman dana. "nihon/nippon wa kimitachi no shokuminchi dehanai." to itte yaritai!


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【解説】

 相手に合わせて英語で話していると、外人は英語が通じて当然であるかのように傲慢な勘違いをします。

 日本において、外人が英語で道を尋ねてきた時、日本人が教える場合は、日本語で説明して構いません。

 もし、日本語で説明して、その外人が理解出来なかったとしても、その不利益は、怠惰にも日本語を事前に学んでこなかったその外人本人が負うべきなのは当然のことではないでしょうか。

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