第30話 魔王の誕生とこれから・・
ーー 王都に戻る
今回の旅で僕は、一人の力で行える世直しが如何に小さなものか実感した。
これでは、この世界の苦しむ人を助けることは難しい、僕の目となる組織を作って対応すべきだと切に感じた。
王都に戻る馬車の中で、僕は今の教会の在り方では限界がある。
次の段階に進むために人を育て、平和とは自由とは何かを知った教育者を排出し、世界中の人に同じ情報を与え続けることに考えを変えた。
王都に着き、僕はこの考えを教皇に伝えその為の作業に没頭することになる。
ーー 魔王誕生
その頃、生まれて間もない魔法は、怒りの感情のみで人族の街や村を襲っていた。
各国で認定された英雄が勇者と格上げされ、魔王討伐に向かい始めた。
人々は更なる災悪に苦しむことになったのだ。
魔王は何処からくるのか?魔法は誰が生み出すのか?
僕はまだこの世界の闇をよく理解していなかったようだ。
僕の知らないうちに世界は、魔王を中心に回り始めていたのだった。
僕の使徒としての役割は、世直しから対魔王にシフトを変え進む事になった。
完
使徒編はこれで終わりです。
次は魔王編に続きます。
神の加護を得て転生。〜神の使徒になる。 モンド @mondo823071
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