17話 処刑、独断専行

 薄暗い洞窟。ゆらめく無数の蝋燭の火。誰もいない静かな地下で、俺は白い縄に吊るされたまま、死刑を待つ囚人のように一人幽閉されていた。


 あれからどれほどの時間が経っただろう。もう時間の感覚すら失ってしまった。まるで世界から一人きり、置き去りにされた気分だった。ひたすら、孤独だった。


 最後の俺の一言。あのあと起こった出来事が、悪夢のように頭から焼きついて離れなかった。

 

 ×   ×   ×

 

「葬り去れ……? この世から、私を?」


 わざとらしく、こくりと小首を傾げてみせる冬月さん。直後、場の空気が一変した。そこにいる誰もが、俺に向かって敵意を露わにしたのだ。


「冬月様! すぐさま『心臓』のそばからお離れください!」

「本性表しやがったな化けモンが! これで遠慮なくぶっ殺せるなぁ⁉︎」

「……わざわざ自分から目的を吐くなんて、本当に頭の悪い化け物だよ」


 式さんはいつでも忌術を発動できる体勢を組み、雨谷は武器でも取り出すつもりなのか懐に手を突っ込み、香茱萸は血の刃を出現させてこちらを睨んだ。

 いつから勘違いしていたのだろう。彼らは今さら敵意を剥き出しにしてきたわけではない。最初から、いや、俺が目覚める前からずっとこちらを敵だと認識していたのだ。


 それはたぶん、俺が知らなかっただけで、自分がこんな姿になる前から──


「ぷっ……ははっ……あははははは!」


 突然、一人の哄笑が響き渡る。その声は広い洞窟の隅々まで広がり、不気味なまでに反響し、それまで飛び交っていた全ての罵詈雑言を掻き消してしまった。皆を、押し黙らせた。その声の主は、ソファに座りながら腹を抱えて笑う冬月さんだった。


「ぷっ……くく……私を葬り去るって、どうやって? いま私の縄から逃れることもできてない君が? 私に文字通り生殺与奪の権を握られてる君が?」


 ぎぎーっと、全ての縄が四方八方へ張り詰めて。体中の骨が、ばらばらに砕けるかと思うほど盛大に軋みを上げた。痛い。痛い。──痛い。


〝ア……アアア……ァ……アア……ッ……〟

「この世から私を葬り去れ……それが『心臓』が最後に残した言葉なんだね。で、実際のところ君はどうなのさ? 私を殺したいと思ってるの?」

〝俺……ハ……ッ……アア……ガアアアアアアァッ!〟


 違う。思うわけない。だって、冬月さんは俺の憧れの──


 ──『分家や他の御三家は同じ人間と思うなってお父様から教わってるの。だからせめて安らかな夢でも見てね。おやすみなさい、雪凪ちゃん』


 憧れの……


「君に宿っているのは力のみ。私を殺せという『心臓』の意思までは反映されてない。けれどその意思をわざわざ当時の君に託した。そこには何かしらの意図があるはずなんだ。よっぽど『心臓』に気に入られる特別な事情が。つまり、君なら私を殺せるという絶対の確信が」

〝ガアアアァアアアアアァアアアァァァッッ!〟

「それで、もう一度聞くけど。──どう? 私を殺したい?」


 ようやく、縄が緩んだ。が、痛みは幾分か治っても、恐怖ははっきり植えつけられた。この人には、決して逆らえないと。歯向かえば同じ目に遭うと。まるで調教された獣みたいに。


 ──む、無理だ……俺なんかが、この人に敵うわけ、ない……


 背骨に、あばらに、能面に、至る所に亀裂が加わっている。見えなくても、痛みだけでどれほど酷い損傷を負ったかわかる。黄泉雲冬月という女性に抱いた強い憧れが、俺を救ってくれた最凶の忌術師への憧れは、もはや完全に恐怖一色へと塗り替えられてしまった。


〝……イイエ……殺シタイナンテ、思ッテマセン……〟

「よーしよし、いい子だねぇ。それにやっぱり首のない敵を殺すのって難しいから助かるよ」


 ──『へえ、人に戻れるんだ。首のない敵を殺すのって初めてだから、正直助かるよ』


 ああ、もうだめだ。この人が怖くて怖くて仕方ない。恐怖の対象でしかない。あの夢の中で殺された少女の恐怖が、今なら我が事として理解できる。


 彼女を除く全員が、すでに戦闘の意思を放棄していた。式さんは額に冷や汗を、雨谷は苦虫を噛む潰したように、香茱萸は血の刃を解いて地面を睨み。自分達の助けなど不要だと、黄泉雲冬月の裁量一つで俺の生死を決められると、如実に物語っていた。


 ソファから立ち上がると、彼女は言い放った。


「無論、君の返事を鵜呑みにするつもりはない。最凶の忌術師といえど心までは読めないからね。だから行動で証明してもらう。君が人々に害なす脅威なのか、それとも偶然の哀れな被害者なのか。方法でね。ってことで、今後の沙汰を待っててね」


 巫女服を翻して、彼女は颯爽と去る。一人、また一人とそれに従い、やがて俺だけとなった。


 ×   ×   ×


 地面に視線を落としながら、漫然とただ時が経つのを待つ。……いや、正確には狭い能面の視界を下に向けて。首も、頭も、肉もない。呼吸をする肺もなければ、鼓動を感じる心臓もない。今の自分は巨大な胴。背骨と能面、長い髪と注連縄で構築された、あの化け物どもと同じ『イザナミの骸』。そう、あの化け物と同じ……


 この世から黄泉雲冬月を葬り去れ──ぼんやりした頭で、考える。『イザナミの心臓』があの雪凪と呼ばれた幼い少女なら、やはりこれもあの少女の意思なのだろうか。黄泉雲の本家に虐げられ、復讐も果たせず、絶望のまま殺された少女の恨み。


 けれど俺はあんな少女と面識もなければ、冬月さ……黄泉雲冬月を殺したいと思ったことなど一度もない。この姿に変身した現在も。だとしたら選ぶ相手を間違えたのか?


 いや、よそう。考え事なんて。もう何をしたって無駄だ。俺はただ、あの人に飼い慣らされ、武器として利用されるしかないんだ。誰もいない間、夢の中の少女のように人の姿に戻ろうと何度も試したが失敗したし、きっと一生このままなんだ。


 ──でも、あのスマホどこかで……


 思考は諦めた。が、気がかりなことが一つあった。黄泉雲冬月が俺に見せ、動画を再生したスマホ。俺はあのスマホに見覚えがあるような気がする。例えばそう、学──


「元気みたいね。裏切り者」

〝……!〟


 本能的に、身震いした。さっきの嫌な記憶が否応なしにフラッシュバックした。

 鉄門扉をぎいーっと開けて現れたのは、俺を友達じゃないと否定した、あの日々を拒絶した相手、西河香茱萸だった。それも式さんを連れて。


「獅貴神と一緒に話したんだ。あんたの今後の処遇について。あの女の目論見に従って武器として利用するか、敵じゃないか判断するためにあの女の沙汰を待つか」

〝ァ……アア……ア……〟


 こつこつと、香茱萸と式さんの足音が響く。乾いた靴音が、冷ややかな眼差しとともに近づいてくる。曲がった巨大な背骨の我が身が、勝手に萎縮してしまう。


「そこで決めたんだ。やっぱり危険な化け物は──独断で今すぐ殺すべきだって」

〝エ……?〟


 え? 今、香茱萸はなんと言った? 俺を殺す? 本当に、そう言ったのか?


「西河様。繰り返すようですが、私にを転移させるなど敵いません。それを実行するには拘束の縄を断ち切る必要があります。冬月様の縄を断ち切るなど、私ごときの忌術では──」

「──黄泉雲家のお偉方はいざってときのための予防策を講じた。あの女……黄泉雲家の当主が万一暴走したときに抑制するための。それが獅貴神式。つまりあんたの忌術はあの女の忌術に対抗できる。だからスパイの身でありながら安全を保証された……違う?」

「……さすが、人間観察がお上手ですね」


 きっと何かの聞き間違いだ。香茱萸が俺を殺すなんて。いくら俺のことを友達じゃないと思ってたって、あの日々が苦痛だと言ってたって、独断で殺すまでは──


「これからあんたを殺す。恨むなら自分の運命を恨みな」「では、転移いたします」


 気づけば夜空が広がっていた。洞窟から、夜の地上へと移動していた。式さんの忌術か? 目の前にはさっきまでの体勢のまま二人が立っていて、俺を拘束していた無数の縄は途中から切断されて今や白い瘴気と消えつつあった。


 ──ここは……どこだ? 墓? っていうか俺、これなら逃げられるんじゃ……


「わけわかんないって感じだね。ここはあの屋敷の裏。黄泉雲家の墓場だよ。死んでった黄泉雲家の人間を弔うための。ここならあんたの最期に相応しい」


 手首から血の刃を出現させながら、彼女は冷たい声で語った。


 ──そっか……聞き間違いじゃなかったんだな。本当に俺を、殺すつもりなんだな……


 諦観の念に、深く項垂れた。縄が全て断ち切られ、地上に放り出され、自由の身になりながら。きっと逃げるなら今が千載一遇の好機だろう。が、そんな気さえ湧いてこなかった。


「……ところで西河様。殺すだけならなぜわざわざ外へ連れ出そうなどとお考えになったのですか。私に協力してほしいと頭を下げてまで」

「何度も言ったでしょ。ここがこいつの最期に相応しいからだよ。それ以上の説明が必要?」

「ではなぜその血の刃で脅す素振りを見せつけるだけで、早く振るわないのですか」

「……」

「あなたは『心臓』……いえ、逢真様とよく似ておられます。特に──」

「いい加減気づいてよ、夏翔。何のためにここまで連れ出したか」

「──嘘が下手な点が!」

「早く逃げて!」


 刹那、香茱萸が式さんに向かって血の刃を振るい──根本から切断された。

 理解が、追いつかなかった。なぜ二人が敵対している? なぜ二人が戦っている?


 ──今、逃げろ……って、言ったのか? 香茱萸が、俺に向かって……?


 香茱萸は再び血の刃を突き出し、式さんに襲いかかる。対する式さんは次々と忌術でそれを切り落とし、攻撃を防いでいった。


「西河様。あなたが本当に逢真様のことをご友人ではないと、監視役以上の関係ではないとお思いになっていたのなら、なぜ〝裏切り者〟などという言葉が咄嗟に出てきたのですか。それは即ち、彼を信頼していることの表れではないですか。あなたは詰めが甘すぎる」

「ちっ……!」


 転移の忌術が、香茱萸の胴体を捕捉する。下半身だけが地面に置き去りになり、上半身が宙に浮く。絶体絶命の窮地に戦慄が走った。──が。


「舐めるなぁ!」


 次の瞬間、香茱萸は五体満足のまま夜空を飛び上がっていた。瞬発的に伸ばした血の刃を地面に突き刺し、その反動で転移の罠から脱したのだ。そして、その勢いのまま斬りかかる。


 忌術師同士の、応酬。忌術と忌術の白熱したぶつかり合い。

 ドゴォンッ──二人の周囲の墓石が倒れ、砂煙が辺りを覆う。


 その光景を、俺はただ傍観することしかできなかった。どうして香茱萸は逃げろと言った? どうして命懸けで戦っている? 俺を友達だと思ったことはないと、言ったのに。


「なにぼーっとしてんのさ! 夏翔! さっさと逃げな!」


 砂塵から脱した香茱萸が、血の刃を突き出しながら俺の周囲を駆け巡る。墓石を足場代わりにして、まるで壁の上を疾走するかのごとく。次々と展開される転移の罠を避けながら。


 やがて香茱萸は俺の眼前に立ち止まると、血の刃をつつーっと手首に戻して、言った。


「夏翔……もし私のことをまだ信用してくれるなら、そのデカい能面で大きく頷いて。地面にぶつかって大きく揺れが起きるぐらい」


 香茱萸の背後から、パッと式さんが現れて。余裕綽々とした足取りで歩み寄ってくる。


「さっきはごめんね……あんな酷いこと言って。でもあの場で皆から信用を得て手っ取り早くあの女を追い出すには、それしか思いつかなかった……」


 香茱萸の上半身と下半身が、数センチの差で上下に離れて。わずかでも動けば切り離すとばかりに、その両手首もが同様に別れた。ざくざくと、冷徹な足音が近づく。


「覚えてる? あんたが前に私にかけてくれた言葉。『今はまだ頼りないかもしれないけど、これからも俺と友達でいてくれる?』って……私、すごく嬉しかった。もうあんたと友達じゃいられないかもしれないって、信頼されてないかもしれないって、不安で胸が押し潰されそうだったから。本当に──本当に、嬉しかったんだよ?」 


 香茱萸は叫ぶ。磔になりながら、大粒の涙を散らして。


「私はあんたのこと、唯一無二の友達だと思ってる! あの日私が言ったことは嘘じゃない! さっきだって、あんたがその姿に覚醒してなかったらとっくに私は『右腕』や『左脚』に殺されてた! あんたは化け物なんかじゃない、大勢の命を救ったんだ──」

「──そこまでです。今すぐ投降すれば、五体満足のまま拘束してさしあげます」


 涙を流す香茱萸の背後で、冷酷無比な表情を浮かべる式さんが歩みを止める。

 正直、混乱していた。迷った。香茱萸を信用すべきか、否か──


 ──『敵がいつも同じやり方で襲ってくるとは限らない。たとえばいま頭上から落ちてきたのが世喪達だったら? 忌術を使う暇もなくいきなり上から現れたら?』

 ──『私とよく似た境遇のばかと出会えて、くだらない毎日を過ごして……楽しかったよ。忘れた青春が戻ったみたいで。だから……あんたとは友達のままでいられると思ったのに』

 ──『ぷっ……ははっ……あはははは! ……それ、起き上がらせてもらう側の台詞じゃないでしょ』


 バカか俺は! そんなの決まってるだろ!


〝敵ガイツモ同ジ手段デ襲ウトハ限ラナイ。アノ訓練ノ日々デ教ワッタ言葉ダ。俺ガオ前ヲ信用スルナラ大キク頷ケバヨカッタンダヨナ──勿論イエスダ! コンナ風ニ!〟


 ドオオォン! 能面を、思いっきり地面に打ちつけて。大きく大地が揺らいだ。周囲の墓石がぐらぐら動き、そして。


〝墓石ノ周囲ヲ駆ケ巡ッテタノッテ、コノ為ダッタンダナ〟

「ぷっ……あの苦しい訓練、無駄じゃなかったでしょ?」


 式さんを取り囲む沢山の墓石が、将棋倒しのように一斉に彼女めがけて殺到する。香茱萸が事前に血の刃で薄く切り込みを入れ、倒れる向きを計算していた墓石が。


 香茱萸を磔にしていた術が、勝手に消え。元通りの身体にくっついた。どうやら策は成功したようだ。ただ敵対していた相手とはいえ、せめて気を失う程度で済んでいればいいのだが。


「ここですよ」


 とん、と背骨の上に感触が伝わって。恐る恐る能面を背骨に反らすと、式さんが立っていた。全くの無傷の状態で。


「そちらが手加減抜きで挑んでくるとわかったのなら、もう容赦はいたしません。応援を待つ前に、『イザナミの心臓』をここで始末します!」

「──そう来ると思った」


 夜空を跳ね上がった人影が、手首の刃を振りかざして迫る。まっすぐ式さんに向かって。横に立っていたはずの香茱萸は、いつの間にかいなくなっていた。


「安心しな。結社の医療班なら元通りにできるくらい綺麗に両腕斬ってあげる。長年あんたと組んでたんだ。行動パターンなんて予測済みなんだよ」

「くっ……それはこちらのセリフです!」


 あとわずかで香茱萸の刃が届こうというところで、血の刃が断たれ──彼女の胴体が、再びその場で数センチの差で分離した。惜しくも決着がつく寸前で。


〝香茱萸!〟

「一瞬で血の刃を伸ばし、その反動を利用して私の忌術から逃れていたようですが……果たして友達思いのあなたに、大事なご友人の背骨を突き刺すことが可能で──」

「あんたの弱点なんてとっくに看破してんのよ! 視界でしょ!」


 直後、香茱萸は瞬間的に生み出した血の刃を式さんの目に向かって投げつけ──液状に戻ったその血液が、相手の視界を奪った。よろめいた式さんを、自由の身になった香茱萸が怒気も露わに背骨の上から蹴飛ばす。


「今しかない! 一緒に逃げるよ!」〝ワ、分カッタ!〟


 背骨からの掛け声に、夜空へ浮かび上がる。正直、慣れない感覚だった。慣れない身体で、しかも空を飛行するなんて。それも人を上に乗せて。

 身体がぐらつき、なかなかまっすぐ進むことができない。初めて飛行機を操縦するような緊張感に襲われて、我が身なのにおっかなびっくりの有様だった。


 ──でも、本当にこれで正しいのか? 俺みたいな化け物が逃げて。香茱萸を巻き込んで。


「くっ……そ!」〝熱ッ……!〟


 躊躇が思考の隙を突いた、矢先。行く手が炎に阻まれた。壁のように周囲をぐるりと取り囲み、夜空を紅蓮に照らし上げ、近づくだけでこちらまで燃え上がりそうな灼熱の炎に。


「この炎……雨谷の仕業だ!」〝雨谷⁉︎ ッテ事ハ、追ッ手ガモウスグソコマデ……〟


 この紅蓮の炎。自分だけならおそらく突破できる。だが香茱萸はどうだ? 仮に一瞬で通り抜けたとしても、重度の火傷は避けられないだろう。いや、それ以前に。


 ──雨谷が俺たちを追ってきたってことは、まさか……


「忌術師同士の戦いってね、なかなかお目にかかれるものじゃないんだ。敵は世喪達だからね。だからさ、君たちの喧嘩を久しぶりに観戦できて──面白かったよ」


 炎の向こうから、全身に二重三重に纏った白い縄を解いて現れたのは、最も恐るべき相手。歴代最凶の忌術師──巫女装束で風を切る黄泉雲冬月だった。


「香茱萸。君は彼にやたら肩入れしていたからね、どうせこうなると思ってたよ。でも、その殺人者と逃避行をして、果たして本当に彼のためになるのかな?」


 全てを見透かすような、泰然とした笑みを浮かべて、彼女はこちらを見上げて言った。

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