第8話
「じゃあ、僕から言ってくね。と言っても、
「ん、りょーかい。」
もし誰かと報告内容が被る場合、同じ内容を二回聞くのは流石に会議進まないし、合同報告をするっていうルールがある。
「え~と、新しい情報は残念ながらなかったね。」
調べてもなかなかいい情報は出てこないんだよね~。
「私の
確かに、色々
「まあ、しょうがねぇな。
―――ってか、お前まだそっちの
「別に全員が私を嫌悪して追い出したわけじゃない。
「そうかよ。」
少しの間の後、
「それで全部か?」
「そうだよ~。」
「んじゃ、次
「はい。私が集めた限りでは、特にこれと言って特筆すべき情報はありませんでした。元使用人からの有力な情報もありましたが、調べたところ、すべて空振りに終わりました。有用な情報を集めることが出来ず、申し訳ありません。」
最後に謝っているのは、使用人としての癖かな。
昔は、何故か僕と同じ親で血が繋がっているのに、扱いが違った。
僕はありえないぐらいの好待遇と言えるような扱いを受けていたのに、
僕はそれを見て、なんでかと思っていた。
意味が分からないだろう。
ホント、意味が分からない…。
「じゃあ、次私報告していい~?」
昔のことを思い出していると、いつの間にか会議が進んで次に
「ん、いいぞ。」
「じゃ、報告しま~す!」
そういえば、
ちゃんとした報告、聞けなさそうだなぁ。
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