第7話
「ただいま~
「眠い…。もうちょっと寝させろ…。バカやろう…。まぬけやろう…。」
おかしいな~起きたときはちゃんとしてたのに、たった数秒で戻っちゃった。
せめてもう数分保っててくれたら、戻らないで済んだんだけど…。
無理だったかぁ…。
「もう~。眠いからって暴言吐かないでよ~。軽く傷つくよ~?」
いや~それにしても、完全脱力した人間を運ぶって、かなり体力がいるね~。
久々の重労働で結構疲れたよ。
「お前らは相変わらずだよな、ほんとに…。」
まあ、皆にとってはあまり見ない光景だからね~。僕は毎朝見てるけど。
「眠いんだよ…。寝させろよ…。」
やっと
「まあまあ、文句ばっかり言ってないで。定例会議終わったら寝させてあげるからさ。定例会議ぐらいはちゃんと出ようよ。
なるべく
「たーだーいーまー!!!」
そんな少しやる気のない空気の中に、やる気満載の元気な声が響く。
「うるせぇ…。なんでもううるさくなってんだよ…。さっき
態度がさ、なんていうか、違い過ぎない?好み分かりやすっ。
「いや!!ひどくない!?さっきと変わってないよ!私への感想が!」
「うるさいです。お姉さま。」
いつもの調子でコントが出来そうな
「眠い…。寝させてくれ…。」
「はいはい。定例会議終わったらね。」
僕らも何となく違うけど、何となく同じ今日。
そしてすでに定位置についている
みんなが久しぶりに定例会議に出席した。
何となくみんな集まって、何となくみんな定位置につく。
それを見て、
「んじゃ、ちょっと遅いが、定例会議始めっか。」
「「「「了解!」」」」
この雰囲気が、僕は好き。
みんなで協力して、一致団結?だっけ、で進んでいく感じ。
「じゃあ、まずはそれぞれ昨日集めた情報の開示。
いつも通りの報告順番だね。
「じゃあ、僕から言ってくね。」
そうして、今日のいつもとちょっとだけ違う定例会議は始まった。
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