第6話
「全く、あいつは騒がしい奴だな…。」
「そうだね~。落ち着きなさ過ぎて心配だよ。」
思わず苦笑いをする。こういう時でも、笑顔は絶やさない。
「そういや、定例会議してねぇじゃん。」
「そういえば、そうだね~。朝から色々あったから、みんな忘れちゃったみたいだね。」
本当に、皆忘れっぽいよなぁ。
「ああ~。まあ、忙しいってか、騒がしかったからな。悪いが、とりあえず
今日は
「うん。そうだね~。まだ寝てると思うよ。さっきも寝てたし…。基本12時にならないと起きないからね~。」
で、結局僕が
「何でそんな時間じゃないと起きられないんだよ…。」
「さあ?朝が苦手だって、言ってたけど…。」
「苦手でも、定例会議の時間ぐらいには起きてくれねぇかな~。」
本人がいないから言ってるんだろうけど、僕的にはあんまり僕の前でも言ってほしくないんだよな~。
「う~ん。なるべく頑張ってもらうように言っておこうかな。」
言わないけど。
「そうしてくれ。」
「じゃあ、
「おう。」
「
「寝てる~。」
「起きてるじゃん。」
「眠いんだよ。」
「
用件を伝えると、
「睡眠阻害してまで参加させられなきゃいけないのか…?というか、今までは出なくていいって言ってたじゃないか。今まで出たことないし…。」
「まあまあ、とりあえず今日は色々と異例の事態が起こりそうだから、一応行こうよ。何か寝るよりもいい事があるかもよ?」
僕はなるべく
無理やり起こすのは僕としてもやりたくない。
「う~ん、
「おはよう、
「おはよう、
朝の挨拶を改めてして、僕らはホールに向かった。
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