第4話
「ただいま…って、まだ寝てるか。」
ホールに行ってからかなり時間が経っていたけれど、それでも
可愛い。
でも、時々不安になる。
このまま目覚めなかったらどうしようって。
そうなったら僕はきっと、しばらく何も出来ないだろう。
そしてそのまま、何もしないまま、死んでしまうんだ。
ただ一つすることと言ったら、なんだろう。
気が狂ってしまえば君を蘇生しようとするだろう。
魂が抜けたようになれば君を忘れてしまうだろう。
放心状態になれば君を求めるだろう。
そして君がもういないと分かれば、君の後を追って自殺するだろう。
もし自分から死を選ぶのならば、きっと自然と笑顔で死ぬだろう。
そんなもしもを考えるたび、僕は君に、
そうしたら君は、自分もだと言って、僕に
お互いに
「ん、
「ん、おはよう、
「うん…。」
その声を聞いて、僕は今日も
今日も生きてる。
今日を生きてる。
ね?大丈夫。
何処かで自分がそう
まだ眠そうな
それを見届けると、ホールの方から
「おーい。
またかぁ~。死にそうになりすぎてて心配になるなぁ。
「ええ~。また~?まったく…。僕の…じゃなくて、
途中で言い直したのは、今僕の持っている【光を
僕ら現
ホント、分け方が天才的だよね。
「うううううう…。もう無理ぃ…。
ああ~
「な?ひどいだろ?」
「確かに…。思った以上だね。うん。じゃあ、
そう言って、床に思いっきり
「あううう…。
泣きながら
「ふふっ。そんなにかい?
そう言って、僕は
もちろんこれは、兄としてだ。
僕の恋人は、生涯、
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