第3話
「
「ひゃっ!!」
ホールと廊下の繋ぎ目に、その子は立っている。
その視線の先には、一人の黄色い少女と、一人の
「やっと来たか。待ちくたびれた。さっさと黙らせてくれ。」
それを聞いた黄色い少女はショックを受けたような顔をして、青年を見上げる。
「えっ⁉ちょっとひどくない⁉私がうるさいって言いたいの⁉ねぇ、ひどくない⁉私そんなにうるさくした覚えないんだけど⁉ねぇ!!」
う~ん、うるさい。
うるさくした覚えないって、今現在進行形でうるさいんだよなぁ…。
「いや、お前うるせぇだろ…。うるさくねぇはずねぇからな。」
「あああああああああああ!!!!
やっぱりうるさいなぁ…。
しかも、さっきよりもうるさいから耳が壊れそう。
鼓膜破けちゃうよ。
そこに青色の少女が近づいて行く。
「
「へっ?いや、うん、まぁ、良いけど…。」
いいんだ。
多分
「では、失礼…。」
そうして一呼吸置くと、一気に
「
うわぁ…ホントにタメ口でギッザギザの言葉を吐いたな…。
これはもうこの子にしか手が付けられないな。
「えっ。えっ?えええええ…?えっ?うそ…だよね?うん。嘘だよ。だって
う~ん、ばっちり言ってたな。嫌われたくないのと、自分の狂愛情とで言い聞かせて納得しようとしてる。ダイナマイトよりも危ないかも。
逃げよう。
僕は身の危険を感じて、
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