死霊王の使い
犯罪組織・死霊王の使い・死霊王を崇め奉る犯罪組織であり、悪魔に霊能力に聖職者に超能力者が多数所属する犯罪組織。
組員は総勢500人、トップは長きにわたる戦いで殺されてしまった死霊王の腹心・死霊天であり。超級悪魔を超える力を持つ恐ろしき存在である。
主としている活動内容は死霊王を復活させることであり、その為には何でもする組織である、それこそ殺しも生贄も禁術も魔術も呪術も霊術も超能力も、ありとあらゆる様々な手段をこうじて死霊王を蘇らせんと目論む組織。
その危険度は陰陽連・正教会、両方から目をつけられていて、合計で20億円という恐ろしい額の懸賞金がかけられている程である。
実際にそれだけの被害を出しており、過去にはとある聖職者の一家を生贄にする為に殺害したり、とある悪魔を依り代に死霊神を復活させようとして失敗、新たな超級悪魔を生み出して街一つを半壊させたり、死霊神の情報を得ようと陰陽師を拷問にかけて殺害したりと、その被害は多岐に渡る。
それだけ危険視されている組織である為に陰陽連も正教会も必死になって潰そうとしているが、死霊神を復活させるという目的しか存在しない為に、すぐさま拠点を変えて陰陽連と正教会から正確な居場所を突き止められないようにしている非常に逃げ足の速い組織である。
そんな、死霊王の使いが今回、目を付けたのが陰陽師の頂点である安倍晴明の血を引き、現教皇アンノウの血を引く最強の血を才能を持った存在であった。
そして死霊王の使いが立てた計画は勇気を生贄に死霊王を復活させるというものであった。
しかしながらその計画を立てて実行しようとしたのが死霊王の使いの最大にして最悪の失敗であり、最も愚かな行動であった。
かくして死霊王の使いの運命は破滅のみとなることが今、決定した。
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死霊王の使い・本部
「クソ、せっかく送り込んだ記憶を忘れさせる能力を持った貴重な上級悪魔に、その他5体の上級悪魔そして同士が3人殺されてしまった。まさかもうあんなに強い護衛がもう付いているとはな」
とある男とも女とも分からない中性的な声のナニカがそう悪態をつく。
「ああ。確かにそうだな。しかし戦闘データからみて、陰陽連でも正教会でもなさそうだな」
それを同じく男とも女とも分からない中性的な声のナニカが答える。
「そうだね。じゃあ何処の組織だ。少なくともあの戦力を簡単に一蹴する組織だ。相当強大かつ巨大な組織とみるべきだぞ。という訳で皆の意見を聞かせて欲しい」
今度は逆に可愛らしい男の子のような声のナニカが答える。
かくして、死霊王の使いの現在本部にて幹部たちが勢揃いをして議論を交わす運びとなった。
「まず、第一にあの戦力を簡単に一蹴。そんな組織は数えるほどしかないぞ」
「確かにその通りだ。それにここは日本だ。流石に海外の組織とは考えられにくい」
「だな。となると日本の組織かつ。強大で巨大な組織」
「そうなると。傲慢の天下人・愉悦の饗宴・694・読書魔・超能力組織フャブルス・秩序執行会の6個ぐらいかな?」
「おいおい。確かにその6つならどれも強大で巨大な組織ではあるが。傲慢の天下人は傲慢野郎の集まりで護衛なんてみみっちいことはせんだろうし。愉悦の饗宴と694はよく分からんし。読書魔は本にしか興味ない変態の集まりで、超能力組織フャブルスは超能力持ってない勇気を護衛とかは考えにくい。ほんで秩序執行会は別に日本の組織じゃないだろ。というかあれは世界の秩序が乱れそうになった時にしか動かない守護者だろ。今回は関係ない」
「おい。待てよ、一つ忘れてないか、日本で活動している組織かつ強大で巨大な化け物みたいな組織を」
「は?そんなのあったけ?」
「あったよ。最近台頭してきた組織・不可侵略の怠惰が」
「あ~~~、なる程ね、不可侵略の怠惰か。確かにあったな。でもその組織って基本的にこちら側から手を出さなけれな何もしてこない組織じゃなかったけ?そんな組織がわざわざ勇気という存在を護衛するか?しないだろ」
「ああ。そうだな、でも、もしも、そうもしも勇気という存在が不可侵略の怠惰の知り合いだったとしたら?それってヤバくないか?」
「お前。それはないだろう」
「でもでも。もしそうだったら俺ら殺されるんじゃないか?それこそ組織ごと全部」
「お前。笑えない冗談を言うんじゃない」
その言葉を皮切りに幹部連中に動揺が走る。もしも不可侵略の怠惰が関わっていたら自分達は殺されるのではないかと。
「静まれ。何を騒いでおる。我らには死霊王様がついておるもし何かあっても絶対に大丈夫じゃ」
死霊王の使いトップである死霊天はそう言いきった。
その姿を声を聞き。幹部たちは静かになる。
バタン
そして死霊天が倒れた。
「どうも皆さんこんにちは。そしてさようなら。生きることに怠惰となれ」
パタン
パタン
パタン
その声を聞いた瞬間皆が倒れていく。否、死んでいく。つまりそう生きることに怠惰になり。生命を維持するという活動を止めたのだ。
「お前は。まさか不可侵略の怠惰か?」
「あれれ?生きてる奴いたか。よっぽで生きたいという思いが強いのか。それとも、元々生きようという気力が薄くて怠惰が効かなかったのか。どっちかね?まあ、どうせ殺すけど」
グシュ
「ああああああああああああああああ。手足が手足がない、ナイナイナイナイナイナイナイナイナない~~~~~あああああああああああ」
「うるさいな。さてと、じゃあ黙れ」
パシュ
そして頭がいとも簡単に弾け飛んだ。
時間にしてほんの数分で死霊王の使いは全滅した。
――――――――――
誰の仕業かって?
主人公こと陰晴に決まってますよ。
まあ、主人公最強ですから、最低最悪非道極まりない犯罪組織・死霊王の使いですが、ものの数分で壊滅させられました。
もしも勇気がガチで漫画の主人公でこの死霊王の使いを一人で倒すってなったら、物語の中盤も終わりに差し掛かったことかつ、修業を2、3回ほど経てからじゃないと勝てないって感じです。
単行本で行ったら30冊くらいはいる。自分で言っておいてなんやけどこの例え分かりにくいな。
ああ、そうですね通常ルートであれば2年間くらい勇気は血の滲むような修行しないと無理ですね。
逆に言えばたったの2年、血の滲むような修行をした程度で20億円の懸賞金がかけられている、恐ろしい犯罪組織をたった一人で勇気は潰せるようになるわけですが。そう考えるとやっぱり勇気ヤバいな。
流石ラノベ主人公。
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