問題放棄&QED終わり
俺は勇気が想像よりもヤバい安倍晴明&現正教会最強の男教皇アンノウの血を引いているマジの化け物という問題を前に放棄した。
そう、敢えてもう一度言おう。放棄した。
だって、このままいけば勇気は猫子と付き合いそして思春期に身を任せて・・・そして結婚その後はまあ幸せに生きて下さいって感じだからな。
完璧だ。一切の問題はなし。QED終わり。
・・・・・・・・・
うん、多分上手くいくはず、いや、マジで頼むよ。もし白木さんもとい陰陽連と正教会の人が勇気を巡って争うとか止めろよ。絶対にやめろよ。
完全に俺やクラスメートに飛び火するから。そうなったら本当に面倒やからな、その上、もし俺の両親の仇が関わってたりしたら、ここら一帯更地にしてでもそいつを殺すことになるからな。余計に事態は悪化するからな。
まあ、イトがいるから大丈夫だとは思うけど。うん多分やけど。多分。いや何かフラグが立った気がする。
いや、でも待て、陰陽連と正教会以外にでも、勇気という才能お化けの化け物考えれば他のヤバい組織も関わってくるよな。
むしろ、関わってこないわけがないよな。それこそ、どんな無茶をしてでも勇気の身柄を手に入れようとしたり、その死体を奪おうとしたり、血液すらも優秀な触媒になるから奪おうとしたりって。血液も触媒になるからもちろん精液だって触媒になるしって。
・・・・・・・
うん。気にせんとこ。なんかもう考えるのが億劫になってくきたよ。
しっかし、勇気問題どうするか。一応何かもう少し備えはしときたいな。備えあれば憂いなしやしね。
・・・・・・
よし、監視を増やすか、勇気の周りに気づかれないように虫型の眷族である蜘蛛と蟻と陰に潜む妖怪を潜ませておくか。
まあ、今は監視増やすしか出来ないけど、勇気に接触しようとする小規模・中規模組織なら潰していくか。今のところは勇気の力バレていないが、それも時間の問題だろうしね。
まあ。基本的に大規模組織ってのは結構互いに牽制しあったりであまり派手に動けなかったりするけど。小規模・中規模とかは結構ガッツリそれもなりふり構わずに攻めて来るからな。うん。絶対にどこかで大きな問題を起こすよな。
まあ、極力そうならないように努力はしていくつもりだけど。多分起こるだろうね。まあ俺には優秀な眷族がいっぱいいるし。もしも問題が起こっても。何とかなるやろ。多分。知らんけど。
さて、取り敢えずはこれで大丈夫だろう。あまり考えすぎても良くわないしな。
というわけでイトとラブラブイチャイチャして寝ますか。
―――――――――
「陰晴、もう朝だよ、起きて。ほら起きて」
いつもの様にイトに揺さぶられて目が覚める。
「ああ。おはようイト」
「おはよう。陰晴。あ、もうご飯は出来ているから早く食べてね」
「そうか。それはありがとう。じゃあ早速頂くよ」
俺はそう言って洗面所で顔を洗い包帯を新しいのに変えてからリビングに行き朝ごはんを食べる。
今日の朝ご飯はパンにスクランブルエッグにベーコーンとコーンスープにサラダだった。
「うん。相変わらずとても美味しいよ。イト」
「フフフ。そう言って貰えると嬉しいな。いつも美味しそうに食べてくれて作り甲斐があるよ」
そう言って可愛らしく笑ってくれるイト。ああ本当に癒される。最高に可愛いな。
俺は気が付いたらイトを抱きしめていた。
「陰晴、どうしたんですか?今日も怖い夢を見たんですか?」
「いや、違う、ただ抱きしめたくなったんだ」
「そうですか。どうぞ思う存分抱きしめてください」
俺はその言葉に甘えて暫くイトを抱きしめる。イトを抱きしめている時は何もかもを忘れられる至福の時間だ。
亡くなった両親の事も。勇気に関する問題も俺に腕に封印されている悪魔も、全てを忘れることが出来る。
「ああ。本当にイトがいないと俺は駄目だな」
「安心してください。私はずっと陰晴の側にいますから。陰晴の為ならば私は何だってしますから」
そう優しい言葉を俺の耳元で囁いてイトの方から抱きしめてくれる。
ああ、落ち着く。浄化されるようだ。イトは俺の女神だ。
そうして俺は暫くイトを抱きしめた。
「あのう。陰晴そろそろ学校にいく時間ですよ」
イトにそう言われて時計をみたら、7時50分と中々にヤバい時間だった。
「ヤベ、ゴメン。イトに夢中になり過ぎてた。すぐに学校の準備をしなきゃ」
「あ、それならバトラーにお願いして準備は終わらせてますよ」
イトがそう言って俺に鞄を渡してくれる。
「ありがとうイト、じゃあ行ってくるよ」
かくして俺は家をイトに行ってきますのハグとキスをしてから学校に向かうのであった。
―――――――――――――――――――――
この作品は主人公はイトのみの純愛ものでいこうと思っています。
ただし、勇気はハーレム主人公なのでハーレムを作っていきます。
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